THUNDERBIRDS?ああ、Macの新しい接続インターフェイスだよね?
それはThunderbolt・・・というお約束のダジャレはともかく、サンダーバード、謎の円盤 UFOといえば、いまもSF特撮の原典として君臨するシリーズ。
昔から何度かLD化やDVD化が行われてきたが、とうとうデアゴスティーニからジェリー・アンダーソン SF特撮DVDコレクションとして、キャプテンスカーレット、スティングレイ、ジョー90を加えた5作品の全話DVD(159話)のついた雑誌が始まった。
1冊に2本のDVDがつくゴージャス?なシリーズ。54号に渡るデアゴスティーニ商法なので全部で9万5千円もかかるのだが(笑)サンダーバード、謎の円盤 UFOのDVDボックスだけで10万円することを思えば、安い・・・のか???
とりあえず第1号は790円で、サンダーバード、謎の円盤 UFOのそれぞれ第1話のDVDが付くのでお得なのは間違いない。
両作品をちゃんと見ていない人は、お試しと思って790円出すのが正解。
サンダーバードの第1話タイトルはなんと「SOS原子旅客機」
危機に瀕するファイヤーフラッシュ号は初の原子力飛行機という設定で、2時間ごとに原子反応器の安全カバーを交換しないと放射能漏れを起こすというトンデモ仕様、なんという符牒かというストーリー。
個人的に唸るのは、誰も手に負えない危機にサンダーバードが超人的活躍をして解決・・って単純な構成ではなく、中盤までを引っ張るのは国際救助隊ではなくメディング中尉。空中で機体を乗り移るという危険な作戦プランを立て、自ら志願して実行する、その作戦がうまくいくのか否か、という緊張感が中盤のヤマ場になっている。
最終的に彼は失敗し、国際救助隊が最後の作戦に乗り出すのだが、自衛隊や科学特捜隊がヤラレ役でしかない日本の特撮との差は大きい。
しかもサンダーバードが出張っても、エレベーターカーが暴走して、予備の車両を投入するとか、一筋縄ではいかないのも見事。
謎の円盤UFOの第1話は「宇宙人捕虜第一号」
基本的に陰々滅々とした(?)ストーリーが多いUFOだが、初回もその例に漏れず、どこが子供向きじゃ、というやりきれない終わり方。
もちろん、第一話らしく月基地のミサイル要撃機とロケットブースターで水中発進する迎撃機、とメカ的見所は満載。
DVDは専用レーベルでGOOD。これが2本ついて790円は破格。
・・・なのだけど、DVDを再生すると、冒頭にスキップ不能なFirstPGとしてジェリー・アンダーソン5作品の概略ムービーが6分に渡って収録されている。
スキップはおろか、早送りもできない。
この概略ムービー自体は悪い出来ではないのだけど、毎回見なきゃいけないのだとするとかなり憂鬱。
デアゴスティーニの中のひと。お願いだから次号以降はスキップ可能にしてください。。。
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