先日、速報したとおり、AdobeのCamera Raw 7.4 Release CandidateがEOS-1D CのRAWファイルに対応。
これで、これまでファイル構造としてはEOS-1D Xと同じにもかかわらず、D.P.P.(Digital Photo Professional)でしか現像できなかったEOS-1D CのRAWファイルを、Photoshop および Lightroomで現像できるようになった。(で、アップルのApertureはどうした?)
ので、せっかくだからPhotoshopとD.P.P.(Digital Photo Professional)で、同じファイルを現像して較べて見る。
PhotoshopもD.P.P.も、それぞれレンズ補正や機種固有の補正を持つ。その違いを把握しておきたいと思ったからだ。
ちなみに元データは、EF17-40mm F4L ISO 100 f10 1/125sec EOS-1D C ピクチャースタイル 風景 オートライティングオプティマイザー オフ
カメラ JPEG
ピクチャースタイル風景の彩度強調のせいもあり、わざとらしくも美しい(笑)1枚。
Photoshop レンズ補正オフ & 初期設定現像
フォトショップ(Adobe Camera Rawはピクチャースタイルを読まないので、特に空の彩度、コントラストに大きな差。
Photoshop レンズ補正(EF17-40mm) & 初期設定現像
レンズプロファイルを読んで周辺光量その他を自動補正。色味は標準のまま。
D.P.P.(Digital Photo Professional)初期設定現像
D.P.Pはピクチャースタイルを読むので、ストレート現像でもカメラJPEGと近似。
ここから調整の自由度が高いのがRAWのいいところ。
D.P.P.(Digital Photo Professional)ピクチャースタイル忠実度設定&各種補正オフ
忠実?なデータがこれ
D.P.P.(Digital Photo Professional)初期設定 & デジタルレンズオプティマイザ標準
DLOの効果は以下の拡大で確認
なお、今回は補正のオンオフ以外のパラメータは弄っていないので、補正のしやすさやその範囲、画質については検討していない。
(DLO補正は画質に関係するけど)
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Photoshop×Camera Raw レタッチワークフロー フォトグラファーが知りたかった速さと質を高める方法