以前書いた宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集が発売。
あれ?7月末日、つまり明日発売じゃね?と思った方はマニアだなあ(笑)
明日発売、ってことはほとんどの場合、今日までには配本。店頭には出ていなくても予約者には渡す書店がほとんどだと思う。
重い本はもっぱらAmazonになっちゃったけど、わざわざ本屋で予約したのは意味があるのですよ(笑)
中身はホントに設定資料のカタマリ。
よくある彩色見本セル(って最近はないけど)に通り一遍の解説が添えてあるようなものではなく、イメージスケッチ、準備稿、クリーンナップ、三面図等を織り交ぜ、ヤマト2199の作品世界を支えるデザインをちゃんと見せよう、アーカイブしよう、という意思が素晴らしい。
以前、「ヤマトの世界観ではミサイルと魚雷が区別されてるけど、この定義がまだ分かりません・・」と書いたけど、定義はともかく、描写の違いへの指示が書かれていたり、喫水線の位置についても意味を含め明記されていたり、いや、なんというか、この設定をちゃんと絵にしていくのは大変だろうなあ(笑)
で、この本の素晴らしいところは、ひとつひとつの設定資料に、描いた人の名前が記されていること。(例えば前述の艦橋後甲板は玉盛順一朗氏、これは高倉武史氏)
誰向きの本かはともかく、明らかにメカ設定重視でキャラのページは少ない(笑)
P3〜188 メカ設定(うち100Pがヤマトで残りが艦載機と地球防衛艦隊の艦船)
P189〜236 キャラ設定
P237〜248 舞台設定
P250〜 スタッフインタビュー
設定の多くはモノクロだが、印刷は全ページカラー。
ので、カラーラフスケッチはそのままカラー収録。
コスモゼロは姿勢制御の考え方や、それに伴うノズル等の回転方向が後方からみて時計回りであること、そして、そのために「コスモゼロは左旋回が得意」であることまで描かれている(そのうえで、この設定は本編では採用されていない、と解説文がつく)
いやあ、こういうのが好きなひと「には」絶賛お薦めです。
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後編ともいえる「ガミラス」も予約開始してた。