OWCのCFexpress 4.0カードについて先日書きました。その中で >日本語でのリリースが出ていないので と書きましたが、PR TIMESでリリースが出ていました。失礼しました。お詫びして訂正します。そのリリースにもデジカメWatchのリリースにも書かれている「OWCが提供するInnergizeソフトウェアによる新しいファームウェアのアップデート」このInnergizeはアップデート用ソフトだけでなく、同社製メモリーカードのメンテナンスを行うアプリでした。
試してみましたが、試す(使う)までになかなかハードルがあったので、そこを含めて紹介します。
OWC Innergize -Free Software to Keep Your OWC Flash Storage Fast and Reliable-
OWCフラッシュ・ストレージの高速性と信頼性を維持する無料ソフトウェア(DeepLによる翻訳)
要はリフレッシュツールだと思います。
ProGrade Digital の Refresh Proと近いアプリと思いますが、リフレッシュプロがサブスクリプション型の有償ソフトに対し、Innergize(インナーガイズって読みでイイデスカ?)は無償でした。
現時点での機能は3つ
・Health 健康 残りの寿命と信頼性の検証
・Sanitize 消毒 性能の復元
・Field Upgrade アップグレード ファームアップ
インストールして見ました。アプリ自体は日本語化されていました。これは期待できそう。
なのに、OWC製のデバイスがないと言われ、起動できません。えー、OWC Atlas FXR(カードリーダー)にOWC Atlas Ultra(CFexpressカード)、FXR付属のThunderboltケーブルを使っているのに!
実はInnergizeを使うには、Atlas FXRのファームアップが必要だと訊いてアップデーターをダウンロード。ところが、ファームアップ対象であるはずのAtlas FXRが認識されません。おいおいと思いながらアップデータのRead meを読むと
MacのUSBポートに接続せよ(このツールは、デバイスがUSBポートに接続されている場合にのみ使用できるのだ)*意訳 と書いてあります。なんだと?ThunderboltはOWCというキャッチコピーはどこへいった?)と思いつつ
手元に空いたUSB-C to Cケーブルがなかったので、MacBook Proの充電ケーブルで代用します。(AppleのUSB-C充電ケーブルは480MbpsというUSB2.0速度ではあるけれど、データ転送も可能です)
あとから気がつきましたが、Atlas FXRに同梱のThunderboltケーブルに付属のUSB-Aアダプタを付けてもOKでした。
Atlas FXRのファームアップ
Innergizeが無事、FXRとCFexpressカードを認識しました。
ちなみにInnergizeを使う時はFXRをファームアップ時と同様にUSB経由で繋ぐ必要があります。Thunderbolt接続時はカードリーダーオンリーでInnergizeアプリは使えません。ThunderboltはOWCというキャッチコピーは・・(しつこい)
ワタシのAtlas Ultraカードはファームアップ対象じゃないためか、ファームアップのボタンは出てきませんが、ヘルスチェックとサニタイズは問題なく出来ました。異常なしです。
カードの横の100%という表示がフルパフォーマンスというという意味でしょうか?そこは分かりません。残り寿命半年、みたいな余命宣告や、不健康なので無理しないでね、的な指導は行われないようです。
アプリの日本語化がすでに出来ているのは◎だけど、Innergizeのページやファームアップページの日本語化もがんばってほしいと思いました。にしても、OWC、着実に製品レベルと周辺を上げてきているので個人的にはいま、イチオシの周辺機器メーカーではあります。
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