写真も好きだけど、仕事としては圧倒的に動画なので動画用の機材の優先順位が高い。ビデオ用のフルード一脚はその筆頭で、2010年(!)にみんぽすのシグマレンズセミナーのとき、マンフロットからManfrotto 561BHDVをお借りして、その後、買ってだから、7年め。
実はこの夏、 561BHDVを同じマンフロットのMVMXPRO500に買い換えたので備忘録かねてレビュー。
MVMXPRO500はマンフロットのビデオ一脚シリーズのひとつ。ビデオ一脚は脚のみのものも含め、ラインナップも多いのだけど、フルード雲台がセットになったキット製品はMVMXPRO500とMVMXPROA42Wのふたつ。このふたつは脚がどちらも同じMVMXPROA4で、雲台がMVH500AH(相当品)かMHXPRO-2W(相当品)の違い。(だよね?)
200g軽いMVMXPROA42Wも魅力(プレートが200PL-14で自分の使うボール雲台と互換性あるのは魅力)だったけれど、MHXPRO-2Wは大型カメラには微妙に心許ないように感じたのと、後述するイージーリンクコネクタ未搭載だったので、MVMXPRO500を選択。
サイズ等のスペックは7年前の561BHDVとほぼ同じ。じゃあ、なにが良くなったの?買い換える価値はあったの?というのが今日のテーマ。
なので、まずは561BHDVとMVMXPRO500を比較する。
最低高、伸高とも、ほぼ同じ(仕様上はちょびっと違う)
足元の機構が一新(後述)され、安定感があがっている。
雲台はひとまわり大きいMVH500AH相当品に。重くはなったけれど、この雲台、コストパフォーマンスの非常に高いヘッドだと思う。
プレートはロングタイプの500PLONG。
プレートは561BHDVがオーソドックスな後方からのスライド式
MVMXPRO500は現代風(?)の横から斜めに入れる方式。
水準器はともに雲台接続部に搭載。
動きの滑らかさがマンフロットフルード一脚の真骨頂。この部分に関しては他社より1レベル2レベル違うところ。それでも561BHDVよりMVMXPRO500がより滑らかで自由度も高いと思ったが
良く見ると561BHDV、フルードのジョイントボール部分に錆びでてるじゃん。
海に突っ込んだり、砂浜で使ったり、7年間ハードに使ったからなあ(ハワイロケにも持っていった)。もちろん、使用後にメンテはしていたつもりだけど、滑らかさの差はこのせいかも知れないので評価保留。
ビグ・ザムの爪ではありません。
561BHDVと決定的に違うのがこのベース部分のロック機構。
ロックなしで全方向へのパン、ティルト、スイベル。ロックするとパンのみに制限する。
ただし、Libec HFMPのように自立はしないので注意。
最低高あたりだと比較的安定して自立しますが、なによりメーカーが自立しないと言っているのだから危険デス。
ボディにはレッグウオーマーつきでグリップ感はイイ感じ。
雲台にあるイージーリンクコネクタ。この機構もつ製品は初めて買ったのだけど
同社のフリクションアームを併用すると、周辺機器をマウントできるのが素晴らしい。
DIGITAL DIRECTORはもちろん、ライトつけたりマイクつけたり、この使い勝手は◎
なお、マンフロットのフルード一脚にはMVMXPROA4より最低高の低い5段タイプのA5があります。
マンフロットジャパンの協力でそちらとの比較も行ったので、それは改めて。
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マンフロット(Manfrotto) 一脚 XPROフルードビデオ一脚 フルード雲台MVH500AH相当品付属 アルミニウム MVMXPRO500