チーロから数日前に発売になったcheero 2 port PD Chargerは、比較的小型軽量のチャージャーに18WのUSB-C PD ポートと、5V/2.4AのUSB-Aポートのデュアルポートを持つ電源アダプタ。
2ポートあるので合計30Wまで高速な充電が出来る、のがウリなのですが、主な対応機種にMacbook Pro 13,15 とあるんですね。え?いくらなんでも18WのチャージャーではMBPの充電は厳しいのでは・・?と思いながらのレビューです。
リリースに先行してティ・アール・エイ株式会社より同製品の評価用サンプルを提供頂き、先週から試用しています。それ以外の利益供与はありません。
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まずは普通に?iPhone等のスマホ充電器として見てみます。iPhone同梱の5W電源アダプタは非常に小型でいいけれど高速充電は出来ません。cheero 2 port PD ChargerはUSB-C端子からは18Wが供給されるので(PD対応端末なら)新幹線等の移動時間でフル充電が可能。
2ポートあるので、同時にiPadやモバイルバッテリーの充電も出来ます。
ワタシは先日来、しばらくiPhone Xs MaxとXperia1のデュアルユーザー(期間限定)なので、そういう用途にはベストとも言える選択肢です。
で、気になるのがMacBook Pro対応の仕様。
たしかにUSB-Cで直繋ぎできるのですが、MacBook Proに付属する純正の電源アダプタは15inchで87W、13inchで61Wです。(MacBook Pro 15inch 2016でApple 61W USB-C電源アダプタを使う)
もちろんそれ以下の電源でも動くので、15inchMBPでも45W電源アダプタで実用になるのは確認済みだけど、流石に18Wでは・・・と思ったのが本音。
ちなみにアップル純正61W電源アダプタ。cheero 45W電源アダプタ。今回のPD18W+USBアダプタ。cheero製の2つは公称値。アップルのは実測値(ので多少の誤差あるかも)です。
cheeroの45W電源アダプタとは非常に近いサイズ。
重さも10gしか違わない。45Wの出力を取るか、2ポート同時充電の利便性を取るか、です。
実際にMacBook Proに繋いで見ました。試したのは
MacBook Pro 13inch 2017 8Gメモリ
MacBook Pro 15inch 2017 16Gメモリ
での検証なので、他のマシンでは異なる可能性もあります。USB-AポートにはiPhone Xs Maxを繋いでいます。
OSのみ起動状態。Wi-Fi、BlueToothはオン。
MBP13は充電中。MBP15は充電出来ない(給電のみ)と表示されるが、その状態で放置すると微妙に充電(1時間で2%ほど)しました。
MBP13でもFinal Cut Pro Xで4Kシーケンスのループ再生を行い、かつ、Safariでいろいろ捜し物してみると、充電が出来ないと言ってきます。この状態だと給電はしているものの追いつかないようで、じわじわとバッテリー残量が減ります。
上記の状態でFinal Cut Pro Xの再生を止め(アプリは立ち上げたまま)負荷の低い編集を行いつつ、Safariでネットサーフィン(死語)していると、充電が再開されました。
ただし、OSのみの状態に比べ、充電完了までの予測時間が1.5倍以上になっています。
上記の負荷低めの編集でも、外付けSSDを繋ぐと、充電デキマセンに戻ります。
印象をまとめると、電源オフ、あるいはスリープ時なら、遅いけれど充電が可能。
使用中は充電と言うより、バッテリー消費を抑える程度と思うのがいい。
というところでしょうか。
mono-logue的には、移動中の隙間充電アイテムとしておすすめ、というのが結論です。
出張時には愛用するようになると思います。
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