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EOS-1D X Mark IIIはCFexpress デュアルスロット(ああ、CFastの時代、短かったですねえ。高価かったのに)。もちろん、すべては速度のため、なんだけど、CFexpressならなんでも大丈夫かっていうと、どうやらそうじゃなさそう。特に5.5K RAW動画では。
2019年のCP+で展示されていたSanDiskのCFexpressカード(プロトタイプ?)
EOS-1D X Mark IIIがテスト用リファレンスに使っているCFexpressは、日本未発売のProGrade DigitalのCobaltであることは明らか(mono-logueで書いたけど、検索していたらすでにデジカメWatchでも書かれていた)だけど、その理由?と思えるのが、EOS-1D X Mark IIIの動画撮影機能仕様に書かれた以下の項「要求カード性能(書き込み /読み取り速度)」
4K DCI以下はCFexpressならなんでも良さそうだけど、5.5K RAWに関してはCFexpress 1.0 [330MB/秒以上] と記述されている。
ええと、プログレードデジタルのCFexpressカードには、ゴールドとコバルトという2つのラインがあるのだけど
普及仕様であるGold LINEだと120GBモデルの平均書き込み速度は 145MB/sで、これでは5.5K RAW動画撮影の条件を満たさない。いや、256GBモデルの350MB/sだって、アベレージということはそれを下回ることがあるって考えると、ギリギリ。というかリスキー。
でもProGrade Digitalのコバルトは日本未発売、なんですよね。
一方のサンディスク CFexpressは、プログレードデジタルよりMAXスピードは上だけど、平均速度、あるいは最低速度は非公開で。
なかなかハードル高いなあ、EOS-1D X Mark III、という話でした。
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