映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

TD1の3D動画をYouTubeにアップする試行錯誤

先日、テスト的に1カットあげた3D動画を見ておかしいと思った。最初は音が途中で切れたように思ったのだが、よく見たら、画がスロー再生のようになっていて(結果)音が足りなくなったのだと気がついた。
ビクターJVCの民生用3Dカムコーダー GS-TD1の3D動画(フルレゾリューションのMVCで撮ったもの)である。先週、しょういちさんも似たような事例で苦しんでいたので、ワタシがMacユーザーゆえ、慣れぬWin作業でミスを犯している可能性は低い(ミスだったらごめんなさい)
ので、どうやってTD1の3D動画をYouTubeにアップすると良いのか、同じカットで試行錯誤してみた。

3d

13542-282-234912

GS-TD1で撮ったMPEG-4 MVCファイルを用意。MVCは横方向の解像度が半分になるAVCHD-3D(サイドバイサイド方式)と異なり、フルHD解像度のステレオスコピック 3D 撮影のフォーマット。
ただし、MVCはYouTubeでは3D動画として処理されないので、アップロードにはAVCHD-3Dのサイドバイサイドファイルにする必要がある。

同じクリップをTD1バンドルのEverio MediaBrowser 3Dで簡易編集、下記のように書き出し、アップロードした。

1.AVCHD(3D)書き出し → ブラウザからYouTubeにアップ
2.MPEG-4 MVC書き出し →  ブラウザからYouTubeにアップ
3.AVCHD(2D)書き出し → ブラウザからYouTubeにアップ
4.AVCHD (3D)書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dから3D動画設定でYouTubeにアップ
5.MPEG-4 MVC書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dから3D動画設定でYouTubeにアップ
6.AVCHD(2D)書き出し→再読み込み→ MediaBrowser 3DからYouTubeにアップ
7.MPEG-4 MVC書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dの動画共有機能で2D書き出し、ブラウザからYouTubeにアップ
8.MPEG-4 MVC書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dから2D動画設定でYouTubeにアップ

1,4,5がYouTubeで3D動画として処理される。
1と3は冒頭に述べたように映像尺が倍になってしまう(音声尺は正常)のでNG。
4と5はYouTube上では画質の有意差が見えないように思うが3Dの画質評価はワタシには出来ない・・・。
1,4,5以外は2D動画、2は本来3DファイルだがYouTubeでは左チャンネルのみ表示されているように思う。3,6,7,8が最初から2D動画としてアップしたもの。
6,7、8が、本来、3Dムービーの2Dアップロード用だと思うのだが、モーションブラーのような残像感が大きく、個人的にはイマイチ。
2は本来2Dではないのだが、2Dムービーとしては一番高品質に見えるのは気のせいか?

1.AVCHD(3D)書き出し → ブラウザからYouTubeにアップ

3dfile_01

Everio MediaBrowser 3D → ・AVCHD(3D)書き出し → MBTファイルを、ブラウザからYouTubeにアップロードしたもの

2.MPEG-4 MVC書き出し →  ブラウザからYouTubeにアップ

3dfile_02

Everio MediaBrowser 3D → ・MPEG-4 MVC書き出し → MB3ファイルを、ブラウザからYouTubeにアップロードしたもの

3.AVCHD(2D)書き出し → ブラウザからYouTubeにアップ

3dfile_03

Everio MediaBrowser 3D → ・AVCHD(2D)書き出し → MBTファイルを、ブラウザからYouTubeにアップロードしたもの

4.AVCHD (3D)書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dから3D動画設定でYouTubeにアップ

3dfile_04

Everio MediaBrowser 3D → ・AVCHD 3D書き出し → MBTファイルを、再度Everio MediaBrowser 3Dにインポート。Everio MediaBrowser 3DからYouTubeにアップロードしたもの
アップロード設定 1920×1080 3D映像をサイドバイサイド方式でアップロードする

5.MPEG-4 MVC書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dから3D動画設定でYouTubeにアップ

3dfile_05

Everio MediaBrowser 3D → ・MPEG-4 MVC書き出し → MB3ファイルを、再度Everio MediaBrowser 3Dにインポート。Everio MediaBrowser 3DからYouTubeにアップロードしたもの
アップロード設定 1920×1080 3D映像をサイドバイサイド方式でアップロードする

6.AVCHD(2D)書き出し→再読み込み→ MediaBrowser 3DからYouTubeにアップ

3dfile_06

Everio MediaBrowser 3D → ・AVCHD 2D書き出し → MBTファイルを、再度Everio MediaBrowser 3Dにインポート。Everio MediaBrowser 3DからYouTubeにアップロードしたもの
アップロード設定 1920×1080 2D映像でアップロードする

7.MPEG-4 MVC書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dの動画共有機能で2D書き出し、ブラウザからYouTubeにアップ

3dfile_07

Everio MediaBrowser 3D → ・MPEG-4 MVC書き出し → MB3ファイルを、再度Everio MediaBrowser 3Dにインポート。Everio MediaBrowser 3Dの動画共有機能を使って、2D動画として書き出し、ブラウザ経由でYouTubeにアップロードしたもの

8.MPEG-4 MVC書き出し→ 再読み込み→ MediaBrowser 3Dから2D動画設定でYouTubeにアップ

3dfile_08

3dfile_09

Everio MediaBrowser 3D → ・MPEG-4 MVC書き出し → MB3ファイルを、再度Everio MediaBrowser 3Dにインポート。Everio MediaBrowser 3DのYouTube機能を使って、YouTubeにアップロードしたもの
アップロード設定 1920×1080 2D映像をアップロードする

検証続行中だけど・・・慣れぬWinということもあって、くじけそうだよ(笑)

13542-282-234912

–ads–

インサイド・ドキュメント「3D世界規格を作れ!」

インサイド・ドキュメント「3D世界規格を作れ!」

本田 雅一
5,104円(11/13 23:16時点)
Amazonの情報を掲載しています
3D立体映像表現の基礎−基本原理から制作技術まで−

3D立体映像表現の基礎−基本原理から制作技術まで−

河合 隆史, 盛川 浩志, 太田 啓路, 阿部 信明
4,180円(11/13 23:16時点)
Amazonの情報を掲載しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください