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羽田クロノゲートの先にある未来

ヤマトと言っても宇宙は飛ばない(いや、いつの日か宇宙にクロネコヤマトのロゴマークがついたコンテナが飛ぶのかも知れない)宅配便の代名詞とも言えるクロネコヤマト(ヤマト運輸)の巨大な基地、羽田クロノゲートで行われたクロネコヤマトアンバサダーミーティングに参加してきた。

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宇宙を飛ぶ方のヤマト、と言われても信じそうな(?)外観の羽田クロノゲート、エントランス。この隣にはスワンベーカリーのカフェがある。以前からノーマライゼーション思想の建前だけではない実現例として敬意をもっていたので、集合時間の1時間前に行ってゆっくりパンと珈琲を飲んでからクロノゲートへ(閑話休題)

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羽田空港にごく近いここは、スワンカフェ以外にもスポーツ施設や保育所などの地域貢献施設が設けられている。

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クロノゲート。クーロンズゲートでは無い
公式にはクロノス(ギリシャ神話の時間の神)とゲートウエイを掛けた造語とされているが、クロのゲート(ネコだけに)の語呂合わせでは無いかと思うワタシは意地悪い?

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中はなんと(というか当然というか)撮影禁止。
ので、テキストだけで感想を書くと圧巻のベルトソータを筆頭にした巨大なシステムによる1時間48,000個の仕分け能力にすげえ、と感嘆しつつ、そこにほとんど人が居ない、つまり機械化されていることにも圧倒される。
運送業って労働集約型で重労働のイメージがあるけれど、こうした巨大基地では機械化が大きく進んでいる。
そして感心したのは単に処理速度をはじめとした効率のみを追っていないこと。

ここの部分は旧来システムより荷物へ与える衝撃が少ない、とか、主要基地間を結ぶ長距離トラックにパレット単位で荷物を搭載するが、パレットを使うことで収納効率は7割程度になってしまうらしい、それでもパレットによる積み下ろしで荷物へのダメージはXXくらい低下する、と言ったセリフが次々と出る。
もちろん、大事に扱っている感をイメージさせるため、でもあるだろうけど、その意識の持ち方は効率と共にクオリティをあげようという意思が強く伝わるものだったと思う。

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ミーティングの目的はクロノゲート見学、だけでなく、新サービス「宅急便コンパクト」のサービス改善を箱(パッケージング)から行うためのディスカッション。
もともと凝ったパッケージで知られる「宅急便コンパクト」だけど、改めて企画意図やその秘話(?)を聞くと非常に面白かった。
ここに関しては、近日、ディスカッション参加の記念としてオリジナルデザインパッケージの「宅急便コンパクト」が提供されるので、それを待って再度書きたいと思う。

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いまではすっかり街に馴染んだクロネコトラックの1号車。
その活動を支えるバックヤードは高度に機械化されたけれど、最後の1マイルはいまもひとによって行われ、手から手へ荷物が渡されることで完成する。
クロノゲートがどこまで機械の星(それはヤマトじゃなくて999だろとツッコミは歓迎)になろうと、最後はひとが支えるサービス。
ゲートの先にあるのは、そんな未来だと思う(宅配ボックスについてはいったん忘れろ、です)。

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