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FALCAMの新型三脚はローアングルへの転換がとても速い:TreeRoot

先日買ったFALCAMの新型三脚、TreeRootは豊富な拡張性が印象的だし大きな特徴なんだけど、実は三脚の展開や調整がとても速くなるように工夫されているのがいいなあと使っているうちに気がつきました。

その代表的な場面が、センターコラムの脱着によるローアングルへの転換がスピーディであること。今回はそこを中心にレビューします。

FALCAM TreeRootは小型軽量なトラベル三脚です。縮長(格納高)は473mm(カタログ値)1.5kg。もっと小さくて軽いトラベラー三脚もジッツオはじめ複数ありますが、それらは格納時に脚を反転収納するため、移動、展開が面倒で時間がかかります。TreeRootは脚を反転させない(PeakDesignのトラベルトライポッドも同様)ので展開、撤収がスピーディです。
さらにナットロック式ながら1/3 Limeted Lock機構?で、展開、収納が素早いのも特徴。

FALCAM TreeRootは4段で、センターコラム(ポール)伸ばして1552mm(カタログ値)センターコラムを伸ばさずに1305mm(同)、脚を伸ばさずに約460mm(カタログに数値が見当たらなかったのでアバウトな実測値です)ですが、センターコラムを外して脚を拡げると168mm(カタログ値)のローアングルポジションとなります。

ちなみにTreeRootの脚、開脚段数は3段です。

センターコラムを外してローアングルに対応するのは他社の三脚でも良くある構造で、それ自体は珍しくありません。ただし、センターコラムを外すのに六角レンチやドライバーが必要だったりして、現場で気軽に・・・という訳にはいきません。

ファルカムのTreeRootは独自の機能でセンターコラムを簡単に脱着できるのが特徴です。

センターコラムの根本付近にロック機構があり

横からみるとこのようにリリースボタンがあります。

1 リリースボタンを上方向に押すと
2 下部のレバーが起き上がります
3 そのレバーを上方に押すとロックが外れ
4 センターコラムが分離します
(このとき、センターコラムの下部分を持っていないと落下するので注意です)

短い動画を撮ってみました。

こんな感じでスピーディにセンターコラムを外すことができ

ローアングルポジションへの転換が素早くできます。

この状態での公称耐荷重は20kg。

ケージを使ってハンドルを着けていれば、ハンドルを握って脚を展開、格納できるので、安全性も高く作業が出来ます。

拡張性に目が行っていましたが、現場でのスピーディなアングルチェンジでもアドバンテージを感じる三脚です。

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