年度末に届いた大きな箱。CP+ 2016でも公開されたG-Technologyのモンスター級モバイルRAID、G-SPEED Shuttle XL with ev Series Adapters。
実際の外観と、未使用時(中身が空の状態)でのベンチマークをレビューします。
4K60P編集の時代に備え、清水の舞台から飛び降りる思いで(大袈裟)導入しました。
*オマエ、G-Technologyアンバサダーだから貰えるんだろ、って思う人も居るかと思いますが、G-Technologyアンバサダーに提供される機材にはドル建ての金額制限があり、こんな高価な機材は無理なのです。
どこがモバイルだよ、と思う巨大な筐体ですが、上面に把手を配した可搬型の8ベイハードウエアRAID。
堅牢な二重構造のボディ。Thunderbolt 2 端子を2ポート搭載(TB3ではありません)。
ワタシが導入したのはG-SPEED Shuttle XL の「with ev Series Adapters」仕様。ので、8ベイのうちHDDがインストールされているのは6ベイ。残りの2ベイはev規格のモジュールが搭載されています。
evモジュール(G-DRIVE ev)をマウントしたところ。
6ベイにはHGSTのエンタープライズ級7200RPMドライブの8TBが搭載されています。
全部で48TB(RAID0時)の巨大RAID。ちなみにこれでうちのストレージ総容量は100TBを超えました。
evモジュールは空にした状態での重さは実測値で11.5kg。
ダイダロスアタックを彷彿とさせる(しません)前面ハッチは矢印のレバーを押すとロックが解除され
取り外すことが可能です。
横置きも可能。この状態でevモジュール(スロット7,8)が右上になるので、この方が使いやすいかも。
ちょうどMacBook Pro 15ich レティナが載るサイズ。(狙った?)
現場でこうやって使うのも良いと思います。
そしてハッチを閉めていると、各ドライブのアクセスランプがほとんど気になりません。
あまりチカチカするRAIDが好きじゃない(格好いいけど)ので、これはいいかも。
側面のバンパーの窪みにiPhone 6 Plusを置いたときのサイズ感。
各種セットアップには専用のG-SPEED Studio Software Utilityを使用します。
今日(2016.4.24)現在の最新バージョンは 1.02.5200.03
HDDポートをRAID5にして40TB
evポートもRAID設定が可能なので、試しにev 1TBモジュールを2つでRAID0にしてみました。
HDD(8TB x 6)をRAID 0からRAID 5に再構築するのに、うちの環境では27時間と5分、かかりました。
RAID0のときのベンチマーク
RAID5のときのベンチマーク
しばらくそれぞれ試してみて、どちらで運用するか考えます。なお、初期設定はRAID 5
ところでいちばん最初の写真をよく見ていただくと、G-SPEED Shuttle XLの線画イラストになにやら突起が。
でも、実際の筐体にはありません。
これ、同梱されている横置き用の脚。
両面テープになっていて自分で貼ります。
という訳で取りあえずこんな形で運用開始。
EOS-1D X Mark IIの4K60P等での実用レポートは後日。
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