2024年11月16日
久しぶりの大型アップデート:Final Cut Pro 11
Inter BEE 2024にあわせてきた?と思ったけれど、...
EOS R5 Mark IIからカメラ内RAW現像時にニューラルネットワークノイズ低減が実装され、さらに写真のポストプロダクションとしてのPhotoshopにもAIノイズリダクションが搭載され、スチルの世界では「ひと手間」掛けることでかなりのノイズ抑制が可能になりました(について比較したブログ)。で、動画ではどうかというと、DaVinci ResolveがVer.19においてDaVinci Neural Engineによる新しいノイズ除去が加わりました。
実際に適用してみました(動画は後半で掲載しています)。
EOS R5 Mark IIであっても高感度域でのノイズは大きく、とくにISO25600設定だとこんな感じ(左)これを(右)のレベルまでノイズ抑制できます。
Colorページの空間的ノイズ除去のなかにUltraNRという名で設定が加わっています。
ただ、静止画と違い時間軸をもつため、その「分析」と「レンダリング」にはそれなりの時間がかかります。
夜景の人物と高感度撮影時の模型で比較動画を作ってみました。
さすがにディティールが甘くなるなどのトレードオフが感じられますが、それでも適材適所で使えばかなりの有効ツールになると思います。
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