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M.2 SSD RAID:OWC Express 4M2

Other World Computing, Inc.(OWC)のSSD エンクロージャー「OWC Express 4M2」の日本国内販売が始まりました。(プレスリリース
4基のNVMe M.2 SSDを搭載可能で、RAID 0、1、4、5、1+0を構成可能。超高速なストライピング(RAID 0)から高速&冗長性重視のRAID(5とか1+0とか)を組めるSSD レイドケース(エンクロージャー)です。

写真はプレスリリースからの連載と、それ以外のものは本国の製品ページから転載しています。日本の公式サイトにはまだ掲載がないようです。

Mac Studioと組み合わせることを意識した筐体デザインでしょうか。アルミニウムのシンプルでソリッドなラインは往年のLaCieのHDDを思わせます。

ラシーのこのシリーズはNeil Poultonによるデザインだったと記憶しています(ちょっと自信なし)。周辺機器はあまり自己主張が強くない方が好みです。(自宅のラックに保管されている筐体です。もう使っていません)
LaCIEのこれはI/OポートにFireWire 800 、400、USB 2.0という時代を感じさせるものですが、OWC Express 4M2はUSB-Cです。USB4、Thunderbolt およびその下位互換で使えます。

OWC Express 4M2、フロントにアクセスランプは無さそうです。視界の隅っこでアクセスランプがチカチカと明滅し続けるのはちょっと邪魔なのですが、とはいえ、通電状態かすら分からないのは微妙かも。それともボディ底面にあって、テーブル面に向かって淡く発光したりするのでしょうか。
背面にマイクロUSB?と思ったら、USB 3.2(10Gb/s)とUSB 4(40Gb/s)の切り換えスイッチのようです。ん?USB4とUSB 3.2って切り換える必要やメリットあるんでしたっけ?(ポートのレイアウトが揃ってないのが個人的にはちょっとイヤw)
そしてUSB-Cポートはひとつ。ディージーチェーンできないんだ、と思ったけど、そっか、USBですもんね。Thunderboltも対応ではあっても複数接続はDOCK等を使ったスター型か。

側面。このパネルを外してM.2 SSDの換装を行うようです。フロントは盾のように1枚浮いているんですね。デザイン要素なのか、その内側のフロントパネルは放熱用のスリットがたくさん開いているのかも知れません。
OWC Express 4M2の価格はエンクロージャーのみで 39,600円、OWC SoftRAID 付属版が63,700円。SoftRAIDは分かり易くて使い勝手もいいのですが、サブスクなんですよね。このバンドル版は何年ライセンスなんだろう。

冒頭で超高速なストライピング(RAID 0)と書きましたが、イマドキのNVMe SSDのハイエンドクラスは単体でGen4で7,000MB/sオーバー、Gen5だと14,000MB/sオーバーと、USB4(40G)の転送速度を超えちゃうので、RAID0にしたから爆速って訳にはいかないかもと思います。そもそもOWC Express 4M2の転送速度はこんな感じで、OWC Express 1M2 80Gより下です。(1M2 80G運用はThunderbolt 5のマシンという前提が必要です)

その意味でみるとOWC Express 4M2のメリットは爆速というよりは、超高速を維持したまま冗長性を持てる、といった「業務ユーザー」向け仕様なのかも、とも思います。意外と(?)リーズナブルなので、ワタシなんかにもアドバンテージは大きそうですが。

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