アップルは良くも悪くも徹底していて、中庸といった選択肢を取らない(ことが多い)。
Thunderbolt 3(USB-C)への一本化に合わせ、MacBook ProからTB2やUSB(A端子)を一掃したばかりか、HDMIもカードスロットも無くした。
そして同時にアップルらしくて好きだったMagSafe充電も廃止、USB-Cによる充電になってしまった。
Griffin BreakSafe Magnetic USB-C Power Cableは、そんなMacBook ProにMagSafe風の充電ケーブルを取り戻すケーブル。
昨年冬、Macお宝鑑定団ブログでレビューされていたものが、配給されたので様々な状況下で使ってみました。
最初にまとめておくと
・ケーブル引っかけ事故はゼロにできて◎
・ケーブルが硬くて取り回し面倒
・充電能力が純正15nch運用時より落ちるけど実用上問題なし
といったところ
Griffin BreakSafe Magnetic USB-C Power Cable
片側(ACアダプタに繋ぐ側)は普通のUSB-Cポートで、反対側(MacBook Pro側)がこのような2段合体型のUSB-Cコネクタになっています。
で、ケーブルに張力が掛かると簡単に外れます。往年のMagSafeを彷彿とさせますが、MacBook Pro側にコネクタ先端が残るのが特徴。
コネクタ部はAパーツBパーツに分離(コアブースターはありません)。磁石の力でくっつくので鋼鉄ジーグの方がイメージ近いか。
ちなみにこの向きでは合体できません。
磁極の関係で表裏があり、AパーツBパーツが同一の向きで無いとくっつかない構造。
この向きが正解。
合体に方向があるのみで、MacBook Proへの差し込みは方向関係なし。
コネクタ部は大きい(広い)が、通常型のケーブルなら(写真はアップル純正のUSB-C充電ケーブル)干渉はしない。
カチンと言うまでしっかり挿さないと充電できないので注意。
で、ケーブルが硬く、そのうえ、曲げ癖が付きやすい。
バインド線で縛っても鞄の中で収まりが悪い。これが最大の欠点。
左のアップル純正のUSB-C充電ケーブルもけっこう硬いケーブルだと思うけれど、Griffinのそれに較べれば柔らかく感じるほど。
Macお宝鑑定団ブログのレビューにもあるように、Griffin BreakSafe Magnetic USB-C Power Cableは最大60Wの充電ができるUSB PD機能対応。
逆にいえば、MacBook Pro 15inchに付属する87W電源アダプタのフルスペックは活かせないはず。付属の87W電源アダプタおよび、出先用に買ったひとまわり小型の61W電源アダプタで純正USB-C充電ケーブルと較べて見た。
まあ、当然の結果。
電源アダプタが87Wだと差が出るけれど、61W電源アダプタ使用時には差が出ない。
まわりにひとの行き来があるような状況で使う場合は安心を買う意味でも有効か。
先日、出張先のホテルで珈琲飲もうとしてケーブル引っかけたときはドキッとしたけれど、このGriffinケーブルのおかげでなんのトラブルにもならずにすみました。
純正のUSB-C充電ケーブルは遅い(480Mbps(USB2.0)上限)ながらもデータ転送が可能だけど、Griffin BreakSafe Magnetic USB-C Power Cableはどうだろうと、G-TechnologyのG-DRIVE mobile USB-Cを繋いでみましたが、通電はするものの(アクセスランプ点灯)、マウントはせず、HDDが回る気配もありませんでした。
純正のUSB-C充電ケーブルでは遅いながらも駆動するので、GriffinのはMagSafe機能ゆえに、純粋な充電ケーブル仕様と思われます。
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