MacBook Pro 15inch 2016でApple 61W USB-C電源アダプタを使う で書いたように、USB-Cケーブルは充電(給電)に使えるものの「USB-PD」対応でないと建前ダメなのと、現状のケーブルの多くは3A(60W)仕様なので、Apple 87W USB-C電源アダプタとMacBook Pro Late 2016の間に使った場合、給電は60W上限になってしまう。
アップル純正のUSB-C充電ケーブルはもちろん86W給電可能だけど、このケーブルをデータ転送に使った場合は480Mbps(USB2.0)上限となるので非常用、としてしか使えない。
(逆に言えば非常時には給電にもデータ転送にも使えるUSB-Cって素晴らしい)
で、ちょうどMacお宝鑑定団ブログで紹介されていた USB 3.1 Gen 2 & USB PD 5A対応のUSB-Cケーブル エレコム USB3-CC5P10NBK を購入。
昨日のブログ用検証で、電源ケーブルが50cmでは使いにくいのを実感したので1メートルタイプを。
USB 3.1 Gen 2は1mまで10Gbpsを規格上の理論値とするけれど、それ以上では5Gbpsになるので電源ケーブルとしての用途優先で長いものがいいなら、後述するように3Aで良しとするか480Mbpsで良しとするか、の選択を迫られる。ちなみにアップル純正のUSB-C充電ケーブルは後者。
エレコムのUSB-C to USB-Cケーブルは、なんと8ラインもあって
メーカー価格は1.0mタイプのものを税込で記載
5A供給、3A供給の違いはもちろん、Certified SUPERSPEED+ USB(USB3.1)正規認証品の有無、USB PD(Power-Delivery)対応の有無(USB PD非対応でも給電は可能らしい)、と細かくレギュレーション違いがラインナップされている。
これに各製品で長さ違いがあるのだから、製品管理、流通在庫管理も相当大変なハズで、もちょっと整理すればいいのに、と思う一方、これが出来るのがエレコムの強さなんだろうなあとも思う。
ちなみに給電用として、アップル純正のUSB-C充電ケーブルと同等の給電能力を持つのは今回買ったUSB3-CC5P10NBKとU2C-CC5P05NBKのみ。
U2C-CC5P05NBKはアップル純正と同じく480Mbpsのデータ転送能力しか持たないので、同等製品と言えるけれど、ケーブル太さが細い4.2mmなので、取り回しは楽なはず。今回買ったUSB3-CC5P05NBKは4.6mmとラインナップの中でいちばん太いけれど、それでもアップル純正ケーブルより細く、柔らかい。
このUSB3-CC5P10NBKをSanDisk Extreme 900 をMacBook Proで使うと同条件で試してみたら、製品同梱ケーブルと同等の速度がちゃんと出ました。
充電ケーブルとしても、データ転送ケーブルとしても優秀なケーブルで、これがUSB-Cの本当のメリットなんだろうなあ、と思った次第。
メーカー価格は高価いけれど、Amazonは(いまがセールなのか?)アップル純正 充電ケーブルより安いのでオススメ。
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