クマデジタルさんに教えられて、アサカメことアサヒカメラ2018年1月号を読んだ。
特集は「写真とカメラをめぐるニッポンの論点2018」だけど、表紙と巻頭グラビアは 篠山紀信氏「処女 (イノセンス) の館」。ラブドールとモデルのヌード。
篠山紀信氏は2017年の写真展「篠山紀信 写真展 LOVE DOLL×SHINOYAMA KISHIN」でもラブドールを主題にしているけれど、その時はオリエント工業のラブドールだった。今回はクレジット見るかぎりでは違うみたい。
写真は、その篠山紀信写真展に連動して開催されたオリエント工業40周年記念『今と昔の愛人形』展で撮ったもの。(一部を除き撮影可能な展覧会でした)
それはさておき、そのアサヒカメラの特集で赤城耕一氏が「まだ重いカメラで頑張っているの?」という微妙に炎上系のタイトルの論を書いていて、その中で、ライカを使う木村伊兵衛氏がモードラ付きの一眼を使う篠山紀信氏に向かって皮肉を込めて「そんな重いカメラを使っていると長生きできないよ」と言ったという逸話を書かれているのだけれど。
木村伊兵衛氏は72歳で亡くなった偉大な写真家です、それは間違いない。で、篠山紀信氏は77歳のいまも、まさに前述した巻頭グラビアを撮り下ろす。そして今回のカメラはEOS 5Ds。
篠山紀信氏はこの数年(かな?)アサヒカメラの1月号で表紙を撮り下ろすのが約束になっていて、赤城耕一氏がそれを知らないとも思えないので、この逸話を含め分かってて書いてるんだとは思います。ええ。
でも、読者が分かってる訳ではないので、こういう逸話の使い方はどうかなあ。
と思っちゃうのです。
あ、赤城耕一氏の論には半分賛成、半分・・・です。
赤城耕一氏と同じOM-Dをワタシも使っていて(ちなみに今回の写真もすべてOM-D)、これでいい、と思うときも多いけれど、氏のようにすべてOKとはとても思えず、重くて大きくて邪魔なEOS-1D X Mark IIがあるから安心してOM-Dを使えてるというのが正直なところ。
いや、それぞれ目的も要求仕様も異なるのは当然ですが。
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