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カシオの独創カメラの背景 EXILM EX-FH20

仕事としてレビューを書くことも多いが、それでもメーカーの開発者と直接話をするのは、実はそんなに多い事じゃない。我々ユーザーは、製品を通して開発者の情熱を受け取るしかないし、それが本来は正しいモノとの付き合い方だろう。
だが、今回、カシオ計算機株式会社及びWillVii株式会社(みんぽす)主催 HIGH SPEED EXILIM EX-FH20 セミナーでは、製品の開発者と直に話ができるイベントとなった。
まずは、イベントレポートから、EX-FH20のレビューを連載開始しよう。

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みんぽす

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「
みんぽす
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新宿から京王線で1駅。初台にそびえるカシオ本社ビル。
余談だが、その並びには仕事で良く訪問するアップルが本社を構えるオペラシティがある。
以前、仕事でカシオを訪問したときは羽村の技術センターだったので、とても楽(笑)

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今回のプレゼンターは、開発本部QV統括部の宮田室長(写真右)。
ワタシは今回は仕事抜きなのでお楽しみモードだが、EX-F1をしばらく使った身としては、FH-20がガンダムとGMのような単なる普及バージョンなのか、それともF-15とF-16のように別の戦術的特徴を持つものなのかに興味津々だった。
(ん?例えがヲタク過ぎて分かりにくいですか?)

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プレゼンの冒頭、デジカメ市場の認識が非常に興味深かった。
・急成長したデジカメ市場だが、市場自体は1億台強をピークにフラット化
・このままでは市場は飽和してしまう
・市場を拡大させるには、新しい提案が必要

カシオは「売れてるし、モノも悪くないけど、尖った特徴のない普通のメーカー」ってイメージが正直つきまとう。つまり「マス」メーカーだ。だが、思えば、マスの中心に位置する企業だからこそ、市場の閉塞感を突き破る「新しい価値」の重要性を強く認識しているのだ。
デジタルカメラ勃興の祖になったのは、カシオのQV-10であることは誰もが認めるだろうし、市場が一気に拡大していくなかで「薄型スリム」を牽引したのも同社だ。
成功したか否かはともかく、EXILM PRO P-505も印象深い(持ってる)。

ハイエンド一眼レフでも出来ない超高速連写や最大1200fpsに達するハイスピードムービーをコアにおくEX-F1は、その意味で非常にカシオらしいクセ玉、だったといえる。

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FH20のポジショニングはEX-F1技術のコンシューマー化にあるという。
いままで出来なかったことが出来るようになった「EX-F1」。プロやマニアにはそれだけで良かった。使い道や、使いこなしは、ユーザーが切り開くものだ。
だが、それ以外のユーザーは違う。
出来なかったことが出来るようになって「なにがベネフィットなのか」を提示しないと誰も付いてこない。
FH20は、そこをテーマに開発されたという。

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こうやってみると印象のよく似た2機種だが実際に手にすると印象はずいぶん異なる。

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・コンパクトな形状と普及価格帯の実現
・よりシンプルな操作性
・ハイスピードのベネフィットを感じさせる機能

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(クリックで拡大)
高速連写、ハイスピードムービー、そして、新機能。
EX-FH20は約1ヶ月、手元にある。これから何回かに分けてレビューを行う。

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ちなみにEX-FH20は楽天最安値よりAmazonの方が3,000円も安い。

コメント (5)
  1. imaizumi より:

    あー、これ、なにげによさそうだなぁ、と。
    特に5コマ合成してくれるやつでしたっけ?あれがいいなぁ、と。

  2. ryoucyan より:

    たしかに年1度ぐらいの出動にF1の値段は出せませんものね、
    前にもおっしゃっていましたけど、
    一眼行っちゃうでしょうし・・・
    でも何気に値段落ちるの待っていたりして(笑)
    しかし・・・
    またもや、運動会後とは・・・
    その辺がカシオなのでしょうか(汗)

  3. SAIKA より:

    imaizumiさん
    ええ、デジ一眼とは違った方向の提案が面白いです
    しばらく使います
    ryoucyanさん
    そうなんですよね、でも、こいつの実売は、イイ線いってると思います

  4. nano より:

    >高速連写、ハイスピードムービー、そして、新機能
    と言う話より普通のHDの画質に興味有りです
    A1JやF1との比較レビューをお願いします

  5. SAIKA より:

    了解しました
    努力してみます・・・過剰な期待は禁物ですよ(^.^)

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