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Macに大容量データアーカイブを:OWC Mercury Pro LTO

データのバックアップ、あるいはアーカイブは深刻な課題。特に写真や映像分野においては。テキストデータならあまり気にしなくてもすむデータ容量は、高解像度化、高データレート化の進む映像だと、どうアーカイブするかは喫緊の課題。
そこへの解の最有力候補、LTOのMac仕様版が OWC(Other World Computing)から登場した。

OWC Mercury Pro LTO
LTOとは、テープカートリッジを用いる大容量/長寿命のアーカイブソリューションで、プロダクション等で運用しているところも多い。つまりすでに同種の製品は世の中に存在するのだけど、OWCからリリースされる意味はふたつ。
・既存のLTOドライブはSASインターフェイスのものが多く、Macで使うには変換アダプタが必要
・同時にドライバソフト等もMac用に整備されていない
ので、単に買ってくればOKではなく、アダプタの信頼性や相性含め、ハードルが高い。
それに対し、OWC Mercury Pro LTOはThunderbolt3インターフェイス、Mac用ソフトウエアが標準装備と、Macユーザーの敷居が大幅に下がっている。

ワタシの場合だと、昔は外付けHDDに写真、CD-Rにアーカイブを焼いて保管していた。CD-RはすぐDVD-Rに切り替わったけれど、それでも片面一層で4.5GB。デュアルレイヤー(DL)で8.5GBと、デジタルカメラのメモリーカードが64GB、128GBと飛躍的に大きくなった現在ではアーカイブ用途として使い勝手が悪すぎる。

OWC Thunderbay 8_04

のでRAID5や10で構築したHDD RAIDを使っているけれど、HDDはコストが高価い上に一種の消耗品。クラッシュやRAID崩壊におびえながらの運用もしんどいし、なにより複数のRAIDが稼働するウチの書斎はその廃熱で冬でも常夏の温度。

クラウドも悪くないけれど、Google Photoの制限やFlickerの迷走を見ると、将来的にここに依存するのは危険だと思う。

LTOはLTO-8テープを使用すると12TB(ネイティブ)あるいは30TB(圧縮)の容量を持ち、そのカートリッジコストはおよそ3万円。運用コストは大きく下がる上に、テープ寿命は約30年とワタシの残り寿命より長い。(まあ、本体が高価いので導入には勇気が要りますが)

アーカイブ用に注目です

追記
FB等でLTO運用経験者から、とはいえ毎日バックアップ取るのは大変、とか、毎日差分を・・といったコメントを頂きました。
ワタシのいま現在の運用は

テキスト書類等のデータ iCloudとDropBox併用
動画や写真データ
プロジェクト進行中
Mac Pro 2019 内蔵SSD →外付けRAID(毎日バックアップ)
プロジェクト終了後 外付けRAID と 外付けHDD

日々稼動中のホットデータは内蔵SSDをメインに、毎日速い外付けRAIDにバックアップで冗長化。のパターンが定着しているのは良いのですが、現状、プロジェクト終了しても外付けRAIDを占有してるのですね(SSDは消去し、外付けの遅いHDDを冗長化に使う)
終了後のデータはコールドデータに近く、でも、仕事データは捨てるの怖いし(もちろんタテマエ的にはデータ保持は1年とクライアントに言っています)。このコールドデータ(寒い駄洒落というものではない)の保管先としてLTOいいなあと思うのです。

とはいえ、ランニングコストは削減できそうですが、本体自体は80万だとちょっと手を出せないですが・・・

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