Winマシンでは採用例も増えてきているThunderbolt 4だけど、サンダーボルト規格の生みの親(のひとつ)であるアップルは未だThunderbolt 3搭載機しか出していない。でも、Thunderbolt 4はTB3までと異なり、Thunderboltを分岐できるという。なら、Thunderboltポートの少ないM1Macには最適じゃね?と思って、OWCからThunderbolt 4 DOCKをお借りして試してみることにしました。
で、今日届いたのですが、なんと昨夜から楽天スーパーセールで安くなってるじゃないですか。詳細なレビューは後日としてThunderbolt 4 DOCKをMac mini M1で使ってみたファーストインプレッションです。
このエントリーはOWCよりThunderbolt 4 DOCKをお貸出頂き書いています。ご協力に深く感謝していますが、検証はフェアに行っているつもりです。このブログにおける【AD】【PR】【SP】等 表記と運用ポリシーについてはこちらをご覧下さい。https://mono-logue.studio/policy
OWC Thunderbolt 4 DOCK(正式な製品名はOWC Thunderbolt DOCKでなぜか4とは謳っていません)と、同社のThunderbolt 3 DOCK。後継機と思ったら現時点ではどちらも現行機として併売中です。個別に写真見るとマイナーチェンジっぽく見えますが、並べるとサイズがけっこう違います。(上がThunderbolt 4 DOCK、下がThunderbolt 3 DOCK)
搭載ポートの特徴や違いについては後日改めてテストとレビューを行いますが、今日はMac mini M1でのUSB接続ドライブについて。
ワタシは大きな問題だと思っているのですが、Mac系ブロガーやメディアではあまり話題になっていない点として、M1搭載MacはUSB接続ストレージの速度がIntel Macに較べて大きく低下することが確認されています。その一方、DOCKを介して接続すると転送速度がかなり回復することも確認しています。
Thunderbolt 4 DOCKで試してみました。
G-Technology G-DRIVE Mobile SSD 1TB:USB 3.1 Gen 2 公称 R/W 560MB/s
左がMac mini M1に直接接続したときの転送速度。右がOWC Thunderbolt 4 DOCKを介して接続したときの転送速度。
10%程度の差なので測定誤差とも言えそうなのですが、それぞれ3回計測して同様の傾向があります。
SanDisk Extreme 900 SSD 960GB:USB 3.1 Gen 2 公称 R/W 850MB/s
左がMac mini M1に直接接続したときの転送速度。右がOWC Thunderbolt 4 DOCKを介して接続したときの転送速度。
こちらは明らかな速度差がみられました。
今回試したSSDドライブでは、少なくともOWC Thunderbolt 4 DOCKを介して接続した場合の方が、常に高速であるという結果です。
Mac mini M1のみならず、現時点でのM1Macはすべてポートが少ないのもあり、HUBやDOCKでのポート拡張が必須(かどうかは用途に寄りますが)。その意味で、OWC Thunderbolt 4 DOCKはオススメです。Thunderbolt 3 DOCKのユーザー(ワタシだ)が買い換えるメリットがあるかどうかは、今後実地で試して、後日、エントリー書きます。
ただですね、先にひとつだけ書いておきたいのですが、OWC Thunderbolt 4 DOCK。TBポートは前面1,背面3なのですが、ホスト(PC)は必ずフロントのTB4ポートに挿さなければなりません。つまり使っている間、フロントにケーブルが刺さりっぱなし、かつ、そのせいでフロントにThunderboltを挿すことはできません。しかも、USB-Aポートがひとつフロントにあるのですが、これがなぜかUSB 2.0ポート。つまり遅いんです。速いUSBは背面にしかありません。
この仕様だけは、意図が分かりません。ホスト用のTB4は背面に、フロントは高速なUSB-Aを、が重要だと思うんだけどなあ。
冒頭に書いたように、楽天のスーパーセールがはじまっていて、このOWC Thunderbolt 4 DOCKも安くなっています(リンクは欄外)。
Thunderbolt DOCKを持っていない場合は、買っとけ、と思います(笑)が、良く見るとThunderbolt 3 DOCKも安くなっている(なぜかシルバーのみ)ので、検討は慎重に。
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