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ビデオSALONの英断?

ビデオSALON11月号が発売された。
ソニーの3D双眼鏡やパナのZ10000(ゼロの数を毎回数えながら打ってる。エヴァ風にZ壱万じゃダメかな)、NEX-VG20の実写レポートもさることながら、別冊付録のCanon iVIS HF G10のハンドブックがいい。
以前から2011年の民生ビデオカメラベストバイはG10だと公言してるワタシだが、編集部にも同じ思いのひとがいるのだろう。気合いの入った別冊付録だ。
ただ、編集でEDIUS NEO 3(31,290円)を「本格編集をリーズナブルに」として紹介するなら、Final Cut Pro X(26,000円)も紹介してほしいなあ(笑)

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とはいえ、今回のタイトルは、ビデオSALON11月号を指すのではない。ビデオSALONという「雑誌」のアグレッシブなアプローチについて。だ。

ビデオSALONには電子書籍版があって、Fujisan.co.jpで1冊800円で販売されている(紙版は1020円)。この電子版と紙版のバンドル版(セット)は定期購読(6,12,24か月)のみだが、例えば1年(12冊)だと14,400円。月で割ると1,200円。つまり紙版を買うと180円で電子版が読める計算になる。
しかも、定期購読期間終了後も電子版にはアクセスして読める(と書いてある)ので、Fujisanが潰れない限り、アーカイブを手に入れたのと同じだ。
雑誌1冊の自炊サービスとして考えても非常にリーズナブルに思う。

そしてさらに、11/19までのキャンペーンとして15%オフ。1年版なら12.240円となっている。
この場合の月単価は1,020円。
つまり紙版の価格とイコールになり、紙の雑誌を買うと電子版が付属することになる。

電子版の制作費はどうなるのよ、とか、いろいろ意見もあろうが、一読者の感覚で言えば、これがリアル書籍と電子出版の理想的関係ではないだろうか。
我々は、本の中身を買っているのであって、メディアを買っているのではない。
CDを買ったら、iPodやiPhone で聴きたい。
Blu-rayを買ったら、好きなシーンはiPadに入れておきたい。

ワタシはオールドタイプの人間なので、本の装丁や紙質、指先の触感、というものも非常に好きで、「書籍」なら、そういうこだわりの部分に余分にお金を払うのは構わない。
(ミヒャエル・エンデのはてしない物語の装丁は物語の一角を構成していると思ってる)
でも、雑誌はちょっと違うし、後から探すには電子版の方が便利だったりする。それでも、読むのは紙の方が好きだから紙版を選んでいる。ビデオSALONでは著者への見本誌は紙版と電子版が選べるのだ(両方ではない、残念)。
古いビデオSALONが本棚のかなりを占領しているが、アーカイブがあったら、雑誌のバックナンバーは整理したいよなあ。

今回のキャンペーンが、ビデオSALON編集部の発案なのか、玄光社の実験なのかは分からないけれど、英断、だと思う。
これを機に、定期購読者が増えて、電子版バンドルにニーズがあることを証明してほしいなあと思う。
いや、ワタシは定期購読申し込みません。今後も見本誌をいただけるよう、努力したいと思います(笑)
(著者献本もバンドル版にならないかなあ・・・ぼそっ)

そう、さまざまな方に評価頂き、いまでも、そこそこ売れている(らしい)Final Cut Pro 実践講座には紙版(2.500円)と電子版(2,000円)があります。電子版があとから企画されたり、制作コストがかかってる関係か、バンドル版は存在しないのです。
Final Cut Pro X 実践講座を出すことができたなら、バンドル版を限りなく書籍版に近い価格で出したいなあ、などと夢想するのです。
(これは個人的思いの表明です。編集部および玄光社の考えとは異なる場合があります(笑))

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ビデオSALON 紙版+電子版 バンドルキャンペーンページ

Final Cut Pro 実践講座 電子版

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