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EOS 5D Mark IIIと5D Mk IIの高感度比較(動画時)

昨日発売のビデオSALON 4月号の第2特集「デジタル一眼ムービー第2世代へ」の多くの部分を書かせて頂きました。スケジュール的にはタイトでしたが、まだ世に出ていない、EOS-1D XやEOS 5D Mark IIIを使ってムービーを撮るのは楽しい時間でした。協力してくれた方々、感謝。
EOSムービー第2世代って言い方、CP+2012 DIGITAL MOVIE WORKSHOPで勝手に使い始めたくくり方(キヤノンは公式にはそんな言い方してません)ですが、定着するといいなあと思ったり(笑)

Eos_5d_mark_iii_iso_01

EOSムービー第2世代の特長は数々あれど(すみません、ビデオSALON読んでね☆)、筆頭にあげられるのが高感度特性。
スチルなら25600(常用感度)102400(感度拡張)、ムービーで12800(常用感度)25600(感度拡張)というポテンシャルは、ムービーの撮り方を拡張する可能性すら秘めていると思う。

EOS 5D Mark III 特別体験会で流した高感度時のEOS 5D Mark IIIとEOS 5D Mark IIの比較ムービーがこちら。(この一部を先行してvimeoで公開したら一晩で2万以上のアクセスがあってびびった)

EOS 5D Mark IIIとEOS 5D Mark IIの高感度比較(動画時)
撮影に使用したEOS 5D Mark IIIはβ機です。 WEBアップに伴い、再圧縮していますので本来の画質とは異なります。  Shooting by EOS 5D Mark III BETA

高感度特性にせよ、レンズの描写力にせよ、本当はそれよりもっと重要な「表現力」というものがあることは忘れないでいようと思う。テクノロジーは感性の代わりをしてくれる訳ではない。
だけど、この高感度特性や優れたS/N、モアレの抑制といったテクノロジーによって、より表現そのものに没頭できたり、クオリティや感性を深追いできる面があることにも自覚的でいたい。
シャアザクがあれば勝てる訳では無いけれど、ガンダムだったから負けなかった部分はあるのだ(笑)

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EOS 5D Mark IIに較べて感度関係は、高感度が強くなっているだけでなく機能強化もされている。

設定可能なISO感度の上限下限を制限できる。
EOS 5D Mark IIでは感度拡張か否か、という設定しか出来なかったが、EOS 5D Mark IIIでは上限下限も細かく設定可能。自分じゃ許せない(使えないと思った)感度を出ないようにしたり、

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オート設定のときに、選ばれる範囲を設定できる。この辺りは、上位機にはすでにあった機能だけど、EOS 5D Mark IIIに搭載されたのはいいね。
デュアルスロットであったり(正直、EOS 5D Mark IIIでいちばん意外だった実装はこれだったり)、ファイル名の頭を任意の文字列に設定できたり、これまで1系の仕様だった部分がかなり入ってきている。
これ、EOS 3Dって考えもあったんじゃないかなあ・・・。それとも3の型番は高画素機のために空けてある?

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スチル時のISO設定場面。
高感度が話題だけど、低感度50が設定できるEOSの伝統はとても良いと思う。

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ムービー時のISO設定場面。
ムービーでは50が選択できないことに注意。常用感度は12800までになるので、その上の16000,20000,25600はH(拡張感度)となる。

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ので、スチルモードで25600を設定中に、ムービーモードに切り替えると、表示はHとなる。

なお、EOS 5D Mark IIIで流した総合ムービー(オープニング)はこちら
EOS 5D Mark III関連エントリーのカテゴリー表示はこちらです。

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