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超高速SSDをMacで使う:SEAGATE FireCuda 520 【SP】

ゲーミングPCと言うと、つい派手に光る筐体。キャラや竜の描かれたカラーリングのキツいグラフィックカードなどをイメージしてしまう旧世代のワタシだけど、その本筋がグラフィックスの強化だったり応答速度の高速化にあるのは分かっているつもり。そして、その特徴は映像編集にもそのまま使える強みのはず。
GAMINGのロゴを持ち、超高速、高耐久を謳うシーゲート(SEAGATE)のSSD、 FireCuda 520をMacで使い、そのメリットを確認しました。

このレビューはSEAGATE社の「Seagate SSD もらエール・キャンペーン」 M.2 SSD 体験モニター企画によって書いています。同社よりFireCuda 520 SSD(1TBモデル)の無償提供を受けています。それ以外の使用機材(TB3ケース、PCIeアダプターカード等)は自前購入機材です。またFireCuda 520提供以外の報酬(ギャランティ等)はありません。シーゲート社には感謝しつつ、検証と評価はフェアに行っているつもりです。
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FireCuda 520 SSDのパッケージ。
いかにも、な、パッケージだけど、グラフィックス能力、スピード、を現在最も要求するのがゲーミングPC分野であることを思うと、この路線になる。そろそろガンダムあたりに参戦して欲しい気もしますが。

FireCuda 520 SSDの公式製品ページにある比較表に耐久性の項目を足してみました。FireCuda510/520は速度もさることながら、ストレージの寿命を表すTBW(総書込量)が突出しているのが分かります。なお、同社のFireCuda耐久性特集ページでは「FireCuda 520はGen4対応 M.2 SSDでは最高クラスの3600TBWを実現しています。」とありますが、これはFireCuda520最大の2TBモデルのTBW。TBWは当然のことながら容量に比例するため上記の表では仕様書から1TBモデルのものに条件を揃えています。
それでもFireCuda520の耐久性は圧倒的ですね。HDDだと高速モデルほど寿命が短いイメージがありますが、SEAGATEのSSDでは当てはまらないようです。

M2.NVMeなSSDは、デスクトップ機に対応スロットを持つか、ノートPCのSSDがこのスロットか、対応SSDケースを使ってUSBやThunderbolt で繋ぐか、ということになるのですが、Macの場合ノート型はSSDがメインボードに直付け。デスクトップでは増設スロットを持つのはMac Pro 2019のみですので、FireCuda SSDを使うには制約があります。

今回は、Thunderbolt3のSSDケースを使ってTB3接続する場合と、SSD to PCIeアダプタカードを使ってMac Pro 2019に内蔵する場合で試しています。
ただ、FireCuda 520はPCIe Gen4仕様で、アダプターカードもPCIe G4対応のものを使っていますが、Mac Pro 2019のPCIeは残念ながらPCIe Gen3なので、FireCuda 520のフルスペックを十全に活かせないと思われます。(後述します)

M2.NVMe仕様SSDケースに装着したFireCuda 520。USB-Cコネクタが見えますが、この端子はThunderbolt 3規格でMac Pro 2019とTB3で接続します。

ベンチマーク
FireCuda520の公称スペックからすれば、もう少し期待したいところですが、今回試用したSSDケースが「実測値で最大1,553MB/s」とされているので、ほぼケースの最大値まで出せているイメージ。
なお、このくらいの書込、読み出し速度をシーケンシャルに維持できれば、4K映像編集もストレスなく行うことができます。

もうひとつの方法、アダプターカードを使ってMac Pro 2019の増設スロットにFireCuda520を内蔵するやり方を試します。

PCIe Gen4のアダプターカードにFireCuda 520を装着してMac Pro 2019のPCIeスロットへ。
写真はレビュー用にFireCuda520を露出させていますが、実際は放熱板がSSDを覆います。

ベンチマーク
前述したようにMac Pro 2019のPCIeは残念ながらPCIe Gen3なので、FireCuda 520のフルスペックを十全に活かせていないと思われます。上記のベンチマークはPCIe Gen3環境下の計測値になります。FireCuda 520が持つ本来の性能(数値)はPCIe Gen4環境下であれば、更に速くなると思います。
それでもFireCuda520は1枚でMac Pro 2019の内蔵SSDとほぼ同等の速度を出しています。(Mac Pro 2019のSSDは2枚単位でRAID 0構築していますよね)これはコストパフォーマンス的には大きなアドバンテージを感じます。
この内部増設状態のFireCuda520にこの時の8K編集ライブラリデータをコピーして作業した範囲では、Mac Pro 2019内蔵SSD比でリアルタイム再生、レンダリング時間、の全項目で同等のパフォーマンスを見せました。(EOS R5の8K DCI(8192x4320)30P  HDR PQファイル)

Seagate SSD もらエール・キャンペーンによるFireCuda 520販売店へのリンクです。アフィリエイトは含まれません。
・Amazon

PCIe Gen4のポテンシャルをフルに活かせていないのが悔しいですが、PCIe Gen3のMac Pro 2019においてもSEAGATE FireCuda 520は非常に優れたパフォーマンスを発揮したと思います。

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