InterBEE 2021で気になった機材シリーズ4 一眼レフやミラーレス級の軽量機材で無段階完全バランスの取れる三脚 リーベック HSシリーズ (写真はすべてHSシリーズのいちばん小さなモデル Libec HS-150)
スチル兼用じゃなくてちゃんとビデオ用三脚を使うようになると、カウンターバランスなる聞き慣れない用語と機能に直面します。ひと言で言えばカメラをどの角度でパン棒から手を放してもその位置でカメラがピタッと止まってくれるバランスを取る機構で、業務用三脚ではスタンダードなものです。
が、一眼レフやミラーレスカメラは軽いので調整範囲外の製品が多く、これも一眼動画でのスムースなカメラワークへのハードルになっていました。Libec HSシリーズはそんな一眼等の軽量機材での完全バランスを実現した初の三脚らしいのですね。
核となるのが新型雲台 H15。
余談ですが、このロゴタイプみて、旅行会社かと思ったのはワタシの落ち度ですが、もちょい書体とかデザインとか拘ってもいいと思います>誰となく。
雲台うしろ中央のゴールドノブがカウンターバランス調整ノブ。
その下にあるのが調整量を表示するバランスメーター。バランスメーターの左に水準器(LED照明つき)右側にパンのドラグ切り替え。
そして雲台前面に1/4、3/8ネジ穴のアクセサリー取り付けポートがあって、エクステンションアーム等を取り付け可能。
これが三脚部じゃなくてヘッド部にあるのが◎で、モニターやLEDライトがPANと一緒に動いてくれるのはとても良いと思います。
ただ、一眼やミラーレスに好適、ながら、プレートは相変わらずのManfrotto / Sachtler互換のロングプレート。ビデオボス穴を持たない(機種が多い)一眼カメラ運用でロングプレートはすぐズレちゃうのでイヤなんだけどなあ。
アルカスイス互換のLプレート対応は現時点では計画にないそうです・・。
発売は2022年春以降、価格未定(NXシリーズより高価くなるらしい)。ああ、うちの大学機材2022年度予算には間に合わない・・・_| ̄|○
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