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InterBEE 2023のソニーブースで α9 III に触ってきました。α9 III発表直後の展示会ですが、国際放送機器展であるインタービーではSONYも放送レベルの展示が主で、α9 IIIも特別扱いされることなく、ハンズオンカウンターにそっと置かれていました。
αユーザーではないのでデザインの変化はあまり分からないのですが、それでもグリップが少し深くなったのか、ホールディングの感じは良い気がします。
グローバルシャッターを実装した最初のスチルカメラとなるα9 IIIですが、展示会でローリングシャッター歪みの有無を実感できる訳もなく、それより秒120枚の連写性能が気になっていました。
連写一眼は、1976年に発売されたキャノン AE-1のキャッチコピーですが、AE-1はパワーワインダー装着時に秒2枚、およそ半世紀後のα9 IIIは秒120枚になりました。
ただ、実際に試してみると秒120枚の高速連射はあっという間にバッファを使い切り、連写速度に急ブレーキが掛かります。いくら高速のCFexpressとはいえ(そしてα9 IIIはそこまでの高解像度機ではないとはいえ)バッファメモリー不要にはならないと思うので、秒120枚連写は常用ではないのが現実でしょうか。
そこはSONYも織り込み済みのようで、アルファ系で初めて実装された(ですよね?)前面のC5ボタンを押している間だけブーストする、のが初期設定のようです。
自分の用途では秒120枚の連写が欲しいシチュエーションは年に1度あるかないかだと思うので、そこはともかくとして、でもローリングシャッター歪みのない動画撮影はすごく試してみたいなあと思いました。
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