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![OWC、NABでCFexpress 4.0 Type Aカードを発表](https://mono-logue.studio/wp-content/uploads/2024/04/OWC-Atlas-Pro-CFexpress-4-Type-A_01-1024x576.jpg)
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![CFexpress 4.0 カードの実力:対応リーダーでの転送速度](https://mono-logue.studio/wp-content/uploads/2023/12/OWC-Atlas_01-1024x683.jpg)
CFexpress 4.0 カードの実力:対応リーダーでの転送速度
![高速大容量だけど現時点では実力を発揮できない?CFexpress 4.0:OWC Atlas Ultra](https://mono-logue.studio/wp-content/uploads/2023/12/OWC-Atlas-Ultra_01-1024x683.jpg)
OWC(Other World Computing)から高速なCFexpress4.0規格のタイプAカード、OWC Atlas Pro CFexpress 4.0 Type Aが出ました(国内出荷はもうすぐ開始のはず)。発売に先立ちサンプルをお借りしたのでプチレビューを。
SONYのα系にしか現在採用例がないCFexpressタイプAカードですが、この製品はタイプAカードをタイプBに変換するアダプタ(通称ゲタ)を同梱付属しているのが大きな特徴です。
レビューにあたり同製品のサンプルをお借りしました(すでに返却済み)。それ以外の報酬(ギャランティ等)はありません。また、レビュー内容の指示、事前チェック等もありません。OWC担当者には感謝をしつつも、レビュー内容はフェアなつもりです。内容に誤りや事実誤認があった場合、修正の上、変更箇所を明示します(誤字脱字の修正を除く)。 これらの運用ポリシーについてはhttps://mono-logue.studio/policyをご覧下さい。
製品パッケージと中身。Atlas Pro CFexpress 4.0 Type Aカードはアダプタにセットされてケースに格納されています。パッケージはパッと見て変換アダプタ同梱だと分からないので勿体ないと思います。
ゲタと言われることの多い変換アダプタはCFexpress Type Bのカードリーダーで使うためのもの。CFexpress Type A カードリーダーはSONYやProGrade Digital、Lexar等から出ていますが、それらはすべてUSB 3.2 Gen 2規格のリーダーで、OWC Atlas Pro CFexpress 4.0 Type Aの転送速度をフルには出せないのです。
OWCは(現時点で)CFexpress Type Aカードリーダーを持っていない一方で、USB4規格に対応したAtlas CFexpress 4.0 Type B Card Readerがあるので、それを使うことでカードのポテンシャルを最大化しようというアプローチだと思います。
とはいえCFexpress Type A カード全てにアダプタを同梱するのはコスト増要因であるのは間違いないので、今後どうするかは注目しています。
なお、ふたつ上の写真ではカード、アダプタともラベル面が上を向いていますが、
実際の使用時にはカードは裏返してアダプタに挿入します。上記の写真はイメージです。ご了承ください。
アダプタに挿したAtlas Pro CFexpress 4.0 Type AカードをOWC Atlas USB4 High-speed CFexpress 4.0 type B Readerに挿してベンチマークを取ってみました。
Atlas Pro CFexpress 4.0 Type Aカードの公称値は、リード 1850MB/s、ライト 1700MB/sです。
READは公称値に近い数字が出ていますが、WRITEは55%程度に留まります(5回計測し、平均値は W 945MB/s R 1590MB/sでした)。ベンチマークソフトとの問題か、他の要因か分かりませんが、ワタシの環境での実測値として書いておきます。
なお、USB 3.2 Gen 2規格のリーダーで同じテストをしたところ平均値は W 705MB/s R 820MB/sでした。USB4接続のアドバンテージは大きいです。
ワタシ、CFexpress Type Aを使うカメラを持っていないので、アダプタ経由でEOS R5で試してみようと思いました(以下、OWCのサポート外の使い方です)。
ところが、EOS R5の電源を入れると、カードにアクセスできません とエラーになります。
EOS R5Cに挿れて見ましたが
同じくエラー。EOS R3も同様にカードにアクセスできません アラートが出ます。
これはCFexpress Type AがPCI-Express 1レーンの規格であるのに対し、CFexpress Type Bが2レーンであることが理由だと思います。EOS R5、R5C、R3 は電源投入時にCFexpressカードのレーン数をチェックしているだと考えます。
βテストを行っている他のユーザー情報だと、ニコン機は機種によるようで使える機種もあるらしい。ただ、それでも高速連写時や高ビデオレート動画撮影時にエラーになる機種もあるようです。ニコン機は自分で試していないので憶測ですが、1レーンと2レーンを切り替えながら使ってるの?
という訳で、OWCが保証していない使い方はダメですね、という話しです。SDカード時代は、miniSD、microSDはゲタ(アダプタ)を介することで使えたので、その頃のイメージでやっちゃダメということですね。
CFexpress Type Aカードは現時点で、ソニー機専用と思った方が良さそうです。
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【OWC直営】 OWC Atlas USB4 High-speed CFexpress 4.0 type B Reader