エプソンのプロラインではないものの写真プリントに強くこだわったA3高画質プリンター EPSON EP-10VA(とA4姉妹機 EP-30VA)で気になっていた機能が色補正一覧印刷。実際に使ってみて感じたことを書いておきます。
なお、このEP-10VAは12月頭に行われたエプソンのColorio V-edition ブロガーイベントに参加した特典として1月末までお借りしたものです。プリンタ(クリスピア用紙50枚など含む)貸し出し以外の報酬はありません(関係性の明示)。
色補正一覧印刷機能は写真をEXIF付きでコンタクトプリントのようにプリントしたり、実際のプリント色味をカラーのパラメーターをシフトさせながら一覧プリントする機能。
機能自体はプロセレクション機のみならず、EP-879など他のカラリオにも搭載されています(完全に同じ機能かどうかは分かりません)。
この機能はパソコンからのプリント時には使えず、USBメモリやメモリーカードなどのメディアを直接プリンターで出力するときのみ使用可能な、いわばプリンタ独自の機能。
そのためMacのPhotoshopで準備した画像をJPEGで保存し、メディア経由でプリンタに渡します(ちょっと面倒)。
メモリーカード(USBメモリ含む)を挿すと自動的に写真が読み込まれるので、今回色補正一覧印刷を行いたい写真を選び、「写真の編集」を選択します。
一種のテストプリントなのに「写真の編集」の中にある、というのは個人的にはとても分かりにくいのでコンタクトプリントとか色補正一覧印刷とか、独立したメニューにして欲しいなあと思いました。
液晶ディスプレイに写真が表示されます。右上のボタンでEXIFも表示されます。
絞りやレンズ情報、カメラまで読むのは立派だけど、文字数の制限からか、EOS 5D Mark I になっているのはご愛敬。
もちろん、EOS 5D Mark IV。このときの撮影データ。
一覧印刷を押すと
このように、明度、コントラスト、彩度、R補正、G補正、B補正をそれぞれプラスマイナス4段階にシフトしたコンタクトプリント(のようなもの)をプリントしてくれます。
気に入った写真の数値をプリンタに入力し、プリントすると
同じ色調のプリントが得られるという仕組み。この色補正後の写真はUSBメモリに保存可能。
モノクロ化してモノクロの明度、コントラスト、色調を同様に一覧印刷が可能。
ちゃんと液晶パネル上でモノクロに。
これはなかなか素敵な機能。
ただし、モノクロの場合は補正後の写真保存はできません。
プリンターによる色調補正自体はキヤノンも実装済みですが、この一覧プリント機能はとても有効だと思いました。
パソコンからの出力時にも同様のことができたら素晴らしいのだけどなあ。
余談ですが
このエントリー冒頭でUSBメモリ繋いだ時、exFATのUSBメモリがなぜか認識してくれませんでした。
取説には「FAT,FAT32,exFATの2TBまでの外部記憶装置」対応になっているのですが、後日、他の機器で確かめてみたいと思います。
–ads–
SP Silicon Power シリコンパワー USBメモリ 16GB USB3.1 & USB3.0 ヘアライン仕上げ Blaze B02 SP016GBUF3B02V1K