商業広告専門誌の雄であるコマーシャルフォトは誌名にフォトと付くようにもともと写真に軸足を置いているが、近年、とてもいい感じでそれが出ていると思う。
コマフォトことコマーシャルフォト 2013年11月号が届いた。
フォトグラファー小波次郎氏の巻頭は見応えだけでなく、記事(インタビュー含む)の読み応えもあって重層的。
コマフォト、いい雑誌になってるなあ。
特集の無印良品キャンペーンも見て、読める。
もともと、地球の背中。という見事なキャンペーンはすごいなあと思っていたけど、
その制作姿勢(まさに姿勢)はとても考えさせられた。
あ、EOS-1D C撮影なんですね。
そして自動雲台(GigaPan)を使ったギガピクセルイメージは面白い。
ベーシックには過剰な高解像度化競争にはネガティブなんだけど、このアプローチは、ちょうど5年前に書いたこのエントリーの結果を見るようで、とても良かった。
テクノロジーの進歩は表現のアプローチそのものも変えていく。それを否定しちゃったら表現はただの伝統芸能になってしまう。
あ、この記事、解説は染瀬直人さんだ。お世話になっています〜。
資生堂マジョリカマジョルカのヘアメイクとフォトグラファーが創るという「ユリカナ展」(10月30日〜11月11日:渋谷ヒカリエ)は、ゼッタイ行かねば、とiCal、もといカレンダーに入力。
百合 佐和子さんも 金澤 正人氏も、資生堂の社員(?)クリエイター。
フリーランスがカッコイイ、って世代のワタシ、でもあるけど、企業にいても表現はできるし、頂点を極めることも出来るいい例だと思う。
そして村上隆 x シュウウエムラ のコラボアニメ特集。
村上隆氏のアプローチにはいろいろ思うところもあるけれど、氏はものすごく真摯にヲタクとアートを見ているんだと思う。
そのアニメ自体は特設サイトでフルに見ること可能デス。
自社広告(?)で知ったけれど、コマフォトの年イチ定番ヌード特集をベースにした写真集(MOOK)が今月末発売らしい。
プロフェッショナル・ヌード 買わねば。
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ただね、Amazonで プロフェッショナル・ヌードと検索するとこうなっちゃうのはどうかと思うよ。いや、書名としてはイイと思うんだけど。