USB3.0のCF,SDカードリーダーを追加購入した。サンワサプライのADR-3SDCFUBK。今回、カード挿入時の差し込みの深いカードリーダーを探しての購入。
その部分では現在のところ満足だが、読み込み速度では意外にもふるわない結果となった。
ADR-3SDCFUBKの使用感と速度について、以下の順にレビューする。
・ADR-3SDCFUBK概略
・なぜSandiskのカードリーダーから買い換えるのか(ピン曲がり問題について)
・ベンチマーク比較 (ADR-3SDCFUBKとサンディスクカードリーダー)
ADR-3SDCFUBKは箱型のCF/SD兼用カードリーダー。USB3.0対応でケーブルは直づけ。
重量は公称値で58g。上面後端にブルーのアクセスランプがある。
ゴム製のフタのなかにカードスロット。この製品は、ほぼ同じ外観で対応メモリーカードの異なる姉妹機があるので購入時は注意が必要。
ADR-3SDCFUBK (CF,マイクロドライブ,SDXC,SDHC,SD)
ADR-3SDUBK (SDXC,SDHC,SD)
ADR-3CFUBK (CF,マイクロドライブ)
下敷きになっている白いのが、サンディスク イメージメイトオールインワン USB3.0 リーダー/ライター。大学演習室で大量(大袈裟)導入しているもの(購入時のレビューとベンチマーク)
このSandisk製カードリーダー。大学でCFのピン曲がりが多発。
丁寧に扱わせているハズだが、多数の人間が使う共有機材ゆえ、どうしてもこういう事故が起きる。
写真の個体は大学のものではなく、自宅に保有する私物(機材はなるべく同じものを使う。不具合やトラブルに気がつきやすいから)だが、右奥のピンがほんの少し曲がっている。
実はこのサンディスクのカードリーダーは、購入時レビューにも書いたけれど、差し込みがすごく浅い。(写真左がマウント時。右がピンの先端に当たった位置)
写真左がピンが当たった位置で、右が差し込み完了のマウント時。
このためカードが斜めになっていても押し込めちゃうので、ピンを曲げてしまう事故につながりやすい。
レキサーのカードリーダーに戻ろうかと思ったら、公式サイトにはあるものの、Amazonではもう販売終了(中古がでてるのみ)。教務がレキサーに問い合わせてくれたところ、ディスコンだという(えー)。
ので、CFカードの差し込みが深い(ピンまでのリーチが長い)カードリーダーを探していたところ、見つけたのが、サンワサプライ製のADR-3SDCFUBKだった。
製品説明に「奥行きの深いCFスロットを採用しているので誤挿入の心配がなく安心です。」と書いてあるのだから間違いないと思いつつ、自分でひとつ購入。試してみた。
CFカードマウント時。ここまで差し込みが深い。
SDカードも同様。ちなみにCF,SD、両方挿した状態でゴム製フタを閉じることが出来る。
ベンチマークを取ってみる。リーダーはADR-3SDCFUBKとサンディスクのもの。
カードは
SanDisk Extreme Pro CF 100MB/s UDMA7 128GB(EOS-1D C発売当時、数少ない4K動画撮影確認済みカードだった)
SanDisk Extreme Pro CF 160MB/s UDMA7 32GB
SONY SDXC UHS-I 70MB/s Class 10 64GB(RX100 IVレビュー用にSONYからお借りしているもの)
SanDisk Extreme Pro SDHC 95MB/s 8GB
CFはEOS-1D Cで、SDはEOS 5D Mark IIIでフォーマットして計測。
を、Mac Pro (Late2013)のUSBポートに直結。Blackmagic Disk Speed Testでベンチ。
計測は前回のカードリーダー比較時と同じに、原則2回取って、値が近似値だったら上位値を、値が離れていたらさらに3回計測して最大、最低を除外して残りの平均あたりの値を記載しています。
ほぼすべてでSandiskのカードリーダーが高速・・・・。
最大で3割近い差がついている。えーと(^_^; これ、取り込み時にサンディスクがおよそ3割、速いってことですよね・・・
今回は、ピン曲がりトラブルの回避が目的なので、このままADR-3SDCFUBKを採用し、数台導入。半年使って問題なければ、順に置き換えて行こうかと思う一方、自宅はサンディスクを使うかなあ・・・。
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