MacがようやくUSB3.0を搭載した2年前は選択肢も少なかったUSB3.0のカードリーダーだが、いまでは国内メーカー、海外メーカー含め、多くの選択肢がある。
あくまでなんとなく、ではあるけれど、実際にCFカードを製造しているメーカーのものが安心感がある気がして、Lexar、Sandiskで迷った結果、Lexarのものを使っている。
そしたら、こんなトラブル例(?)があったから、ではなく、Sandisk製も試してみたくて、大学演習室には今期、サンディスク イメージメイトオールインワン USB3.0 リーダー/ライターを入れた。
せっかくなので、GW休みにそのうちの1つを借りて、自宅で試してみたのでレビューとして。
さすがに高速で、価格もまあ妥当で、優れた製品だけど、微妙な部分もあるというのが結論。
サンディスク イメージメイトオールインワン USB3.0 リーダー/ライターは、他社からも多く発売されている薄い箱型のカードリーダー(サイズ比較用にCFカード)なのだけど、
金属製の脚が同梱されていて、縦位置で使えるのが特徴(脚は着脱式なので普通に横位置でも使える)。
CFカード(UDMA7対応)、SDカード(SDXC UHS-I対応)、メモリースティック、microSD(XC UHS-I対応)と現行の主要な規格にフル対応しているのが○。
LexerもUDMA7およびUHS-Iに対応しているものの、microSDは非対応。
守備範囲の広さではSandiskにアドバンテージ。ただし、スロットが剥き出しのサンディスクに対し、レキサーのものは使用時以外はスロットがカバーで覆われる機構。
脚は金属製でうわ、コストかかってんなあ、って思わせるが・・・
着脱式はいいんだけど、そのためになんとスタンド側にマグネットが・・(本体側に金属プレート)
凝ってる・・んだけど、モバイルHDDやその他が置かれる机にいっしょに置いたり、鞄に突っ込むのにちょっと抵抗感が・・
まあ、iPadのフタにも磁石は使われているし、防磁のことは考えられていると思うんだけど、心理的には微妙。
CFカードを挿す・・・と、ものすごく浅いのもちょっと驚く。先端部1/3くらいの感じ。
という訳で横置きにしてカードを刺してみた。
左からメモステ、SD、CF、やはりCFの挿入浅さが気になる・・・。
USB3.0ケーブルが付属するが、これがちょい太いしっかりしたケーブルであることもあって、脚は浮きやすく、リーダーは簡単に倒れる(笑)
うーん、脚なんて飾りです。脚なんかなくても・・・
自分の使っているレキサー、予備のUSB2.0カードリーダー(アイオーデータの旧型)そしてサンディスクの本機、でベンチマークを取ってみた。
ワタシのもつカードの中で最高速のサンディスク Extreme PRO の100MB/sタイプの128GB。
買った当時はEOS-1D Cで4K記録が動作確認されている数少ないカードだったが、現在はもっと高速なモデルもでている(高価いけど)。
これをEOS-1D Cで初期化、カラの状態で各カードリーダーに挿してMac Pro(Late2013)に繋いで計測。
計測ルールは例によって、原則2回取って、値が近似値だったら中間値を、値が離れていたらさらに3回計測して最大、最低を除外して残りの平均値を記載しています。
アイオーデータ USB2-W33RW(旧型)
Lexar USB3.0 Dual Slot Reader LRW300U
(現行モデルだけど購入は2年近く前なので、改良されているかも)
サンディスク イメージメイトオールインワン USB3.0 リーダー/ライター
(2014年4月に納品された現行品、ファームアップデート済み)
リードはサンディスクが秒10MBほど高速でライトは逆に10MB/s遅いという面白い結果に。
カードリーダーとして考えれば読み込みが速いほうがいいので、サンディスク イメージメイトオールインワン USB3.0 リーダー/ライターに軍配。
ただ、ロケ等に持ち込むならスロット部が保護されているレキサーかなあ、とも思う。
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