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D5000 動画作例と CMOS動体歪み

前回のレビューで予告したように、ニコン D5000の動画を公開。
動画ファイルは、オリジナルファイルをApple MacintoshのiMovie09で取り込み、編集したもの。
ただし、ファーストカットの終わりとラストカットにテロップを載せた以外は、カット以外の一切の加工、エフェクト、補正を行っていない。(ホワイトアウトもカメラ側で撮影時に行っている)基本的に抜き出し編集のみと思って貰っていいと思う。

D5000_12

みんぽす

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Nikon D5000 D Movie from SAIKA on Vimeo.

モデル 田崎愛美さん

使用レンズは、AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR と AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G
・CMOSの動体歪みについては後述する。
・ピン外しが多いのはワタシの至らなさだ。
キヤノンユーザーなのでニコンとはフォーカス方向が逆で、微調整で追い込むところを却って外している(^_^;
・ほかにも、フォーカスインやフォーカスアウトを狙って失敗していたり・・
リシュートの時間が無かったので、画像サンプルとしてそのまま収録。
・ややハイキーを狙って露出補正をしたが、意図よりちょっとやり過ぎた。

D5000_13

使い勝手に関しては(前述のように慣れが異なる)キヤノンユーザーが言うべきではないが、2ステップが必要な露出補正は、こと動画に関して言えば非常に使いにくいように思う。
(ダイレクト設定があるのかもしれない。その場合はワタシの勉強不足だ)
露出補正ボタンが独立ボタンなのは高評価だが、キヤノンのサブ電子ダイヤルに慣れていると、その2ステップすらわずらわしいと感じてしまう。

映像屋として気になったのがCMOSの動体歪みと思える動画の歪みだ。
CCDと異なり、順次読み出し(ローリングシャッター)であるCMOSは原理的に高速で動くものが歪む特性を持つ。これがそれに起因するのか、他の要因なのかはワタシには責任を持って判断できる知識がないが、実際に動画が歪んでいるのは事実。
目立つ部分を、さらに分かり易くするため25%のスロー再生を行った。

Nikon D5000 CMOS歪み from SAIKA on Vimeo.

この現象は速いパンや激しいカメラ動きの時に目立つ。
誤解しないように書いておくと、これは程度の差こそあれ、EOS 5D Mark IIでも発生する。
ただ、D90もそうだったけど、D5000も、激しい気がするんだよな・・
デジ一眼による動画撮影に対し、メーカー側が オマケ、とか、過渡期、って表現を使うのにはこういう問題も残っているからだと思う。

現状では
「三脚撮影を基本とする」
「速いPANは行わない」
「高速移動体では動体歪みは不可避」
ってことで影響低減ができるはず。

mono-logueでのD5000 レビュー1  レビュー2
みんぽすでのD5000 レビュー一覧
ニコン D5000製品ページ

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コメント (4)
  1. Imaizumi より:

    この辺のゆがみが解消されない限り局とかのメインカメラにCMOS機が採用されることはないんでしょうね。だからいまだにZ1Jも残っていたりする、ということで(笑) 

  2. SAIKA より:

    ですね > Z1J
    とはいえ、一眼レフと違って、メカニカルシャッターという解決策も難しいだろうと思うので
    どうするのかなあ

  3. 双角 より:

    当日あまりお話しする時間が無くて、ちょっと残念でした。
    僕も撮った動画が、縦方向にカメラを振った時になんかゆがむように感じたのですが、それは撮像素子の特性だったんですね。なるほど。
    > 露出補正ボタンが独立ボタンなのは高評価だが、キヤノンのサブ電子ダイヤルに慣れていると、その2ステップすらわずらわしいと感じてしまう。
    多分、D90などサブコマンドダイヤル(シャッターボタン下の)が付いている機種で、そちらを使えば一発で補正出来ると思います。古いD100では出来たので、あくまでも多分、でしか有りませんが。

  4. SAIKA より:

    双角さん
    はい、残念でした。次回は是非、お茶会でも。
    CMOSの歪みは、ビデオカメラでも起きていますし、スチルでも無縁ではないんです。
    もっとも、ワタシもいろいろ検証中。。ですが。・

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