キヤノンがカメラ事業で苦戦中らしい(日経電子版)。EOS RPも(期待ほど)売れていないらしく先着5,000台限定のハズのEOS RP GOLDもまだヨドバシ等で在庫有り状態。
EOS RP、決して悪いカメラだとは思わないけれど、それに見合うコンパクトで安価なレンズが圧倒的に不足しているよね・・。24-80mmコンパクトズームとか、パンケーキ50mmF1.8とか、そんなC/Pに優れたRFレンズ群が揃ったころに出しても良かったと思うんだけどな・・。
それはさておき、その限定5,000台のEOS RP GOLDユーザーのみが貰える限定レザーカメラバッグ、「キヤノン 東京2020記念 レザーカメラバッグ」を入手しました。
そう、クマデジタルさんが入手したものと同じ。またも、ペアグッズもといベアグッズとなりました。
キヤノン 東京2020記念 レザーカメラバッグ & レザーストラップ 入手 (クマデジタル 2019/4/29)
ただし、クマさんと違い、ワタシはレザーストラップはなし、革のカメラバッグのみ、です。
届いた翌日、クマデジタルさんらとご飯したのですが、彼はこのバッグにEOS Rを入れてきましたが、ワタシは違う鞄。当然?、文句を言われたのですが、持ち出す前にラナバーで革の保湿と(一種の)コーティングをしておきたかったので・・。
(コーティングとは違うのですが、小傷や擦り傷への事前ケアにも有効だと感じています)
クマデジブログと同じことだけ書いても仕方ないので、自分の保有する小型のカメラバッグ(カメラ本体+レンズ1〜2本)と較べて見ました。ひらくPCバッグnanoとピークデザイン エブリデイスリング 5L です。
キヤノン 東京2020記念 レザーカメラバッグは、クマデジさんも書いているし、公式の開発エピソードでキヤノン総合デザインセンターの稲積めぐみさんもコメントされているように「RF35mm F1.8 MACRO IS STMを装着したEOS RPに加えて、RF24-105mm F4 L IS USMが入る大きさに設計」されています。(写真はEOS Rです)
正面。明るいキャメルがEOS RPの想定ターゲットを象徴しています。ワタシ個人の好みはもうちょい明度の落ちた感じが好きですが。ショルダーベルトは濃い茶色。これはEOS RPのグリップのカラーリングをイメージしているそう。
肩当て部分の縫い目もRFレンズのコントロールリング、綾目ローレットからの着想らしい。かなり凝ったデザインワークが成されています。
それは中のインナークッションを取り出すと、クッション自体が鞄の外観デザインに合わせてRに作られていることからも感じます。完全な専用品ですね、このインナークッション。
鞄のサイドに当たる部分が特に肉厚に作られています。
外側ポケットはふたつ。メモリーカードや予備バッテリーを想定しているそうで、iPhone Xs Max(左)、iPhone 8(中)は入りません。いや、入りますがフラップを閉じることは出来ません。
小さい財布は問題なく入ります(右)。これ、スマートフォンも一般的な二つ折り財布も入らないので、多くの女性ユーザーは別に鞄を持つことになりそうで、それってどうなんだろうと思うところ。デザインを犠牲にしてもポケットは左右非対象で片方を大きくするか、ひとつの大きいポケットにする方が、このバッグひとつで歩ける楽しさに繋がったように感じます。
付属の革製ラゲッジタグ(ネームタグ)とアクリルタグ。
このネームタグに型押しされたCanonロゴが外側の唯一のメーカーロゴで
バッグ本体は内側にラベルがあるのみ。ここはデザイナー氏がかなり拘ったところらしく、メーカーのアクセサリーグッズが派手にメーカーロゴを主張するものばかりのなか、とても好感を抱く部分。
では、前述したように、ピークデザイン エブリデイスリング 5L(左)とひらくPCバッグnano(右)と比較してみます。
ともに比較的小さめの一眼カメラとレンズの収納を主とし、タブレットやノートPCは考えていないバッグ(ひらくPCバッグnanoは特殊なギミックでノートPCやタブレットを一時的に収納できます)。
エブリデイスリング 5LとEOS RP レザーバッグ
ひらくPCバッグnanoとEOS RP レザーバッグ
横幅は エブリデイスリング 5L ≦ ひらくPCバッグnano < EOS RP レザーバッグ
厚みは エブリデイスリング 5L ≒ ひらくPCバッグnano ≦ EOS RP レザーバッグ(ポケット分)
高さは EOS RP レザーバッグ < エブリデイスリング 5L < ひらくPCバッグnano
重さ(重量)はどうかというと
エブリデイスリング 5L 実測値 510g (カタログ値 500g)
ひらくPCバッグnano 実測値 700g (カタログ値 730g)
EOS RP レザーバッグ 実測値 555g (カタログ値 記載なし)
意外にも、本革なのに軽いです。(ラゲッジタグは外して計測しています)
エブリデイスリング 5L
EOS R + RF35mm F1.8 & RF24-105mm F4L がぴったり。やや、キツキツです。
ただ、ワタシのRF35mmはフードをサードパーティ製のメタルフードにしているので微妙に長いですが)
ひらくPCバッグnano
EOS R + RF35mm F1.8 & RF24-105mm F4L 入れて、やや余裕あり。
EOS RP レザーバッグ
EOS R + RF35mm F1.8 & RF24-105mm F4L でも EOS R + RF24-105mm F4L & RF35mm F1.8 でも収納可能。(ただし、RF24-105mm F4はフード逆向装着)この余裕が、使用時には使い勝手に影響します。
ただ、ピークデザインもひらくPCバッグも開口部が大きく開くのでカメラの出し入れはスムーズですが、EOS RP レザーバッグは中割れ(ガンペリー)型なので、出し入れ性はわずかに劣ります。
クマデジタルさんも試していますが、正方向で入れると入ることは入りますが、ややきつめ、ワタシやクマデジ氏がLサイズのシャツを着るような感じ
横に倒して入れるとXLシャツみたいに収まります。まあ、運用はこっちですよね。
ショルダーベルトは外れません。
金具もエージング風の処理が成されていて凝っています。
外れないショルダーベルトですが、両サイドにこのような凝った折り返し構造で長さの調節範囲がかなり広くとられています。
デザイン的にベルトは底面を通してバッグ全周をまわり、荷重分散しているように見えますが、触ってみるとこの部分で切れています。意匠のみか。
また、底面も革でカッコイイですが、鋲が打たれてるわけではないので、コンクリ面などに直置きするときは注意が必要です。
EOS R + RF35mm F1.8と。サイズ感はこんな感じです。
え?人間と比較したい?
ちょうど同じバッグを提げた人がホームに立っていました(撮影許諾済)
という訳で、ミニマム構成のEOS Rを持ち歩くのにオススメのバッグです。
いや、オススメしても、買えないという参考にならないエントリーですみません💦
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