CP+2016で確認してきたシリーズ。
EOS-1D X Mark IIの動画サーボAFのAF速度カスタマイズとタッチフォーカス併用による効果について。
EOS 70Dはタッチ液晶の採用により、動画撮影中のタッチによって1カットの中で狙った場所へのフォーカス送りが可能になった(余談だけど、ソニーはタッチ液晶の先駆なのに一眼では一部の例外を除いて頑なにタッチ液晶を採用しないのはなぜなんだろう?α6300もタッチフォーカスできないし)。
ただEOS 70Dのレビュー動画の時、ビデオSALON等でも書いたけれど、AF遷移の速度が速く、すっとフォーカスがきちゃってピン送りの情緒がでない。
そしたらEOS 7D Mark IIでは動画サーボAFの速度カスタマイズが実装されて素晴らしかったんだけど、ご存じのようにEOS 7D Mark IIはタッチ液晶じゃないので、動画撮影中にフォーカスポイントの指定が出来ないというウイークポイントを抱えていた(笑)
EOS-1D X IIは動画サーボAFのカスタマイズとタッチ液晶の両方を搭載している初のEOSだと思う(あ、80Dもできるかも)。CP+でそこを試してみた。
AF方式が顔認証+追尾優先AF設定だと動画サーボAFのカスタマイズは有効にならないので注意。
AF方式をライブ1点AFに設定すると、下段2つのメニューが有効になる。
余談だけどEOS 5D Mark IIIの時、使えないメニューを非表示じゃなくグレーアウトにしてよ、と書いたら、これ、ちゃんとグレーアウトになったのは素晴らしいと思った(いや、mono-logue読んだからでは無いと思いますが)。
動画サーボAF時のAF速度を選択すると、AF速度が標準(0)を境に、速いに2段階、遅いに7段階、計10段階にカスタマイズできる。
これ、EOS 7D Mark IIでは5段階だったので、着実にブラッシュアップしているのも好感が持てる。
CP+の場ではそこまで時間掛けられないし、片手で操作、片手でiPhone 撮影ゆえ、揺れも酷いけれど、速いと遅いでどうフォーカス送りが変わるか、タッチフォーカスで試してみた。