


5年前の昨日、EOS-1D X Mark II発売。

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クリスマスイブ

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EOS 7D Mark IIには従来のEOSにはなかった新機能がいくつかある。あまり話題にはなっていないが、個人的にイチオシなのが、動画サーボAF時のAF速度の変更(カスタマイズ)別名(?)「動画撮影時の低速ピント送り」である。
EOS 70Dで搭載された(実際はそれ以前からEOS C300,C100にも搭載されていたのが後から分かるのだが)デュアルピクセルCMOS AFは、動画撮影中の滑らかなAFを実現し、EOS 5D Mark III、EOS-1D Cでは出来ないフォーカス操作を可能にした。
ただ、このムービーを見ても分かるように、AFがしゅっと合うため、さすがキヤノンとは思うものの、この情緒のない速いフォーカシングは動画のなかじゃダメじゃん、と思ってて、何度か関係者に言ったことがある。
そう言う声が多かったのか、もしくは当初から開発ロードマップに入っていたのか、EOS 7D Mark IIでは動画サーボAFのカスタマイズが可能になっていた。
動画サーボAFをオンにするとカスタマイズ項目が現れる。
作動条件を、常時もしくは撮影中(録画中という意味)から選ぶ。
リハを行いながら撮るなら前者(常時)、その分、本番テイクで試行錯誤するなら後者だと感じた。
実際に較べて見た
EOS 7D Mark II レンズはEF35mm F2 IS USMを開放で。
スライダーにLibecのALLEXを使っている。
音楽はiBgm
AF速度は5段階から選ぶことができる。素晴らしい。
ただし、AF速度のカスタマイズは、AF速度が顔認識や多点AFのときは使えない。
ライブ1点AFのときのみ機能する。
さらに、EF70-200mm F4L ISでは使えなかった。
対応レンズであることが前提の機能だった。2009年以降に発売されたUSMレンズ、およびSTMレンズが対応らしい。くわしくはキヤノンのQ&Aに記載されていた。
以上、いくつかの制約があるとは言え、低速でフォーカスが変化するのは素晴らしい。
個人的には、EOS 7D Mark IIの株が急上昇した瞬間。
ただなあ、この低速AFって冒頭のムービーのように、タッチAFでこそ真価を発揮すると思うんだよなあ。ここから、ここへ、フォーカス送り、って操作。
EOS 7D Mark IIはそれが出来ないので、正直、画竜点睛を欠く、感がある。
7D Mark II Tみたいに、タッチ液晶搭載の派生モデルでたら買っちゃうかも・・・。
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