EOSのGPS自動時刻設定はタイムゾーンを修正はしてくれない で書いたように、思い違いからハワイロケの撮影時刻がすべて日本時間でEXIFに埋め込まれていた事件を、やっと解決。
前回のエントリー書いたときに、exiftoolやPhoto Time Editを教えて頂きました。
が、exiftoolはターミナルからコマンドラインで使うアプリなのでワタシには荷が重く、一括でタイムシフトといった操作をできる気がしなかったので諦め、Photo Time Editは既に使っていたものの、これはJpegとTIFFしか対応しておらず、EOSのRAW(CR2)はどうにもなりません。
しかし、9月下旬にAdobe Camera RawがEOS 5D Mark IVに対応したので、やっとLightroomを使ってRAWとJpegのEXIF書き換えを行いました。
以下、同じようなミスをした方へのヒントになればとブログに書いておこうと思います。
まず作業前のファイルをAdobe Bridgeで見てみます。
作成日が日本時間なので昼間。いやいや、現地は夕方なんですってば。
Adobe Photoshop Lightroomに読み込んだ状態。
ここでも当然ながら日本時間。
ちなみにEOS 5D Mark IVにAdobe Camera Rawが未対応だったから今頃、になった割に、スクリーンショットはEOS-1D X Mark IIのファイルです。すみません。5D4も1DX2も一括で作業しています。
ここで注意点がひとつ。Lightroomに読み込む際に、環境設定のRAWとJPEGを別の写真として処理する。にチェックを入れておかないとRAWだけ書き換えてJPEGはそのままにされました(再現テストはしていないので別の要因かも知れませんが)。
一括してタイムシフトを行いたいので、セレクトオールでフォルダ内を全選択し
メタデータメニュー > 撮影日時を編集
カメラの日付設定が狂っていた場合にはデフォルトの指定調整。
タイムシフト(タイムゾーンのシフト)の場合は、設定時間数シフトを行います。
ここで日本との時差を選択し(今回はマイナス19時間)
これで「Lightroom上の」撮影時刻は修正されます。
ただし、メタデータをファイルに保存、を行わないと、Lightroomのカタログしか修正されないので注意が必要です。(と思います)
これでOK、だと思ったのですが・・・・
この作業を行うとFinderでの日付が変わってしまうのは仕方ないとして、良く見るとJPEGと(RAWの)サイドカーファイル(xmp)は更新されているけれど、CR2ファイルは更新された気配がありません。
もちろん、Lightroomのカタログ設定で独自RAWへのExif書き込みはチェック済み。
それでAdobe Bridgeなどはサイドカーファイルを読むのか、ちゃんと時刻修正した時間を表示してくれますが
キヤノン純正のD.P.P. / Digital Photo Professional 4はCR2本体を読むようで、Lightroomでのタイムシフトが反映されません・・・。(JPEGは反映されていることに注意)
とりあえず、一応の目的はクリアしたのですが、納得できない。
うーん、なんでなんだろう。ワタシ、なにかミスしていますかねえ・・・
分かる方いらっしゃいましたらご教授頂けるととても嬉しいです。
flickerに上げるとExifは修正したもので表示されます(あ、これはJPEGに書き出してあげているのだから当然ですが・・・)GPSが載ってるのも楽しいデスね。
湘南で撮って、ハワイ撮影、とか嘘のつけない時代です(笑)
–ads–
キヤノン EOS 5D Mark IV 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)