ADOBE MAXに合わせ、怒濤のアップデートを行ったAdobe Creative Cloud。なかでも製品の位置づけ変更にも思えるLightroomの大変革。その発表を聴きながら
「うわー。Aperture亡き後、Lightroomに写真管理を移行していたらコレだよ。
はしごを外すのはやめて欲しい。いや、雲の上にはしごを掛けたのかもしれないけれど、8発構成のG-RAIDにある写真だけで12TBくらいはあるんだぜ・・・_| ̄|○」
とFabebookで呟いたら、AUGM Tokyo 2017のアドビのプレゼン中、名指しで回答頂いたワタシです。
その前日、コマフォト主催のPhoto EDGE Tokyo 2017でも、Adobeのエライ人から20分以上、個別に説教お話し頂きました(^_^; のと合わせてまとめると
「Lightroom Classicのクラシックは、最高とか不朽の、という意味。(これは本当)ライトルーム(クラシック)は、これからもハイエンドな画像処理アプリであり続ける」というもの。
たしかにLightroom CCの名は新しいアプリケーション(と考えると自然)に譲ったものの、アイコンはClassicが継承。新Lightroom CCはクマデジタルさんも書く新しいユーザー、ファビュラスな写真志向に向けたアプローチなんだと思う。
角が取れてまるくなったしね
(ちなみにワタシも物書堂の廣瀬氏もふぁびゅらすってなんだ?と思ったのは内緒)
ただ、MacOS Xになった後、OS9時代のアプリケーションを動かす仕組みが「クラシック環境」と呼ばれたように、メンテナンスモードを想起させる側面があるのは避けられないし、新しい酒は新しい革袋に盛れ、と教えたのはまさに彼らの宗教だと思うんだけどな。
とはいえ、一眼レフユーザー同様、プロのためのツールといえど、そのユーザー数、市場規模は限定的で、そこだけ見ているとじり貧になるのは残念ながら事実だと思う。写真がアナログからデジタルになったとき、デジタルなんてクオリティが低い(当時、それは事実だったと思う)と見向きもしなかったひとで、いまもアナログオンリーで仕事しているひとは多くは居まい。
iPhoneがカメラであることを見ない振りしていると痛いめにあうのは、メーカーもカメラマンも同じだと思う。
でも、新しいLightroom Classicの起動時に、こんな画面出して「了解しました」と言わないと起動できないのは、なんというか(笑)
で、クラシックでない新Lightroom。たしかにiPhone版Lightroom CCのライブラリがふわっと現れたときはすげーと思った。でも、よく考えたらこの機能がクラシックにあってもいいんじゃん(笑)(クラシックにはありません)
機能はシンプルかつ意外と(失礼)充実、実用上は充分な機能を持っていると思う。
でも、変更前、変更後を切り替え表示はできても、同時(比較)表示はできない?
そしてLightroom CCからスムーズにPhotoshopに送れるのはすごくいい(逆に、Lightroom CCからLightroom Classic CCには送れない。これもクラシックが過渡期の存在感に思えちゃう部分)。
で、Photoshop(のCamera Rawフィルター)の変更前変更後比較表示みちゃうと、やっぱこうでないとなあ、と思う程度にはオールドタイプのワタシ。
Lightroom Classic CCにはちゃんとある。
これ、次のアップデートでいいので、Lightroom CCに実装して欲しいデス・・。
そんな訳で、ワタシ個人はクラシックなひとに残留しつつ、モバイルファーストな新Lightroomも付き合おうと思ってます。
現行のワークフローがベストだとは思っていないし、Adobeのみている未来は、それはそれでいてアリだと思うし、はしごが雲の上にしか掛かっていないなら、登るしかないじゃんとも思う訳で。
ただ、写真ライブラリのLightroomカタログへの集中はいったん停めて様子みつつかなあ。
いろいろ教えて頂いたAdobeのゼットン氏と。(写真 エイ出版 flick!編集長 村上琢太氏)
あー、Lightroom Zにしたらいいんじゃん、と思ったのは半分ホントだ。
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