出張や旅行先のホテルでは充電大会になることが多い。パソコンにiPhoneにApple Watchにカメラ、充電の必要な機材は増える一方だけど、ホテルによってはACコンセントが少なかったり使いにくかったり。
この春に買ったモバイルUSB-ACタップ ミヨシ IPA-24AC3が、軽くてコンパクトでUSB-Cポートも付いていて非常に便利だったのでレビュー。
株式会社ミヨシ、って知らなかったけれど、「独自の企画を提案し続ける、ニッチなケーブルメーカー」(WEBページより)らしい。
たしかにUSB-AをもつACタップは他でもみるけれど、USB-Cを持つものは見たことが無かったので買ってみました。
ビジネスホテルなどコンセントが増える傾向にはあるけれど、数が少なかったり、コンセントが壁際や奥まっていて、MacBook ProのACアダプタが使えなかったり干渉したりすることも多い。
*この写真はイメージのための無理やりダミーで、実際は逆方向むければ問題なく使えるシチュエーションです。
出張も意外と多いので、こういう短めのモバイルタップを使っていた(余談ですが、お世話になっているエイ出版flick! digital編集長の村上琢太さんが、同じ製品を使っているのをFacebookで知りました)のですが、このエレコム T-M303も便利だけど(小型の)普通の延長タップ(ただし、安くて◎)。ミヨシのはUSB出力があるのが違います。
56mm x 110mm x 23mmの筐体に、巻き付けられた23cmのACケーブル一体型のタップ(寸法は公称値)
iPhone Xs Maxと比べると、このくらいのサイズ感です。
表面にACコンセント x 2 と USB-A / USB-C が各1ポート。裏面にACコンセント x 1。
ACコンセントとUSBポートは同時使用可能。
USB-Aは2.4A、USB-Cは3A、同時使用時最大3.4Aの出力。そう、後述しますがUSB PDには非対応なのです。
それまで使っていたエレコムのモバイルタップとの比較。鞄への収まりはミヨシの方が良かったりします。
重さは ミヨシ 111g(実測値 公称値は110g)エレコム 93g(実測値 公称値は87g)。実測値ベースでは18gの差しかなく、iPhoneの純正電源アダプタ(25g)を足すと逆転してしまいます。
そのうえ、USB-Cポートを持っているので、最近増殖中のUSB-C機器でも活躍します。
ただし、前述のようにこの製品はUSB PD に対応しません。
実際に試してみたところ
・MacBook Pro 15inch スリープ状態なら充電可能、使用しながらだとじわじわとバッテリーが減る。まあ、寝る前に繋いでおけば夜中にフル充電はできる感じ
・EOS R / OM-D E-M1X 充電できた。公式にはUSB PDが必要なはずですが、取りあえず充電はできました。
という訳で、意外と使える印象。
ちなみに出張/旅行用に使っているアップルの61W AC アダプタ、cheeroの45w ACアダプタ、とも較べて見ました。
充電中 いいえ の表示になっていますが、実際には充電アイコンも表示され、ゆっくりですが、充電も行われます。
という訳で、PD対応してくれれば完ぺきだと思うものの、現段階でも出張/旅行用のモバイルタップとしてはベストに近い製品だと思います。
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