2月の開発発表以来、小出しに情報を出していたキヤノンの主力艦、EOS R5が正式発表(と言えばいいのかな)。
すでに発表済みとは言え、伝統の5の型番と共に背面ダイヤルが復活、意匠、操作性も5D系統に回帰した。新しい操作性を模索したマルチファンクションバーは1代限りでフェードアウト。個人的にはああいう新しいチャレンジは大好きで応援したいけれど、支持されない、と思ったら、あっさりと撤回するのはまさに初代EOS 5QDの視線入力や10QDのアートコードみたいだなあと思う。
背面ダイヤルの復活で(これも最初の搭載は EOS 5QDだったはず:訂正 EOS-1でした)、露出補正がEOS伝統スタイルに戻れるのだけど、EOS Rで右肩のダイヤルになれてしまったのと、OM-D E-M1 Mark IIIなど、他のカメラと操作感の連続性を取るなら、背面ダイヤルにはISO感度を割り振るのもアリかなあと思っている。カスタマイズによるアサイン自由度がどのくらいあるかに寄りますが。
逆にあれ?と違和感があるのがメニューボタン。
左肩に二つボタンになったのはイイと思うんですよ、EOS 5D 系もそうだったし。
でも、並べると分かるのだけど、EOS 5D 系も、EOS-1D X 系も、ふたつボタンのうち、外側(左側)がメニューボタンで、右側(内側)が他のボタンなんでしょね。だけど、EOS R5 / R6は外側(左側)がRATEボタンで、右側(内側)がメニューボタン。
もちろん、操作感をすべて踏襲する必要はないと思いますが、あえて変えた理由が知りたいなあ、と。
MENUボタンはiPhoneにおけるホームボタン(いまはないけれどw)同様、起点となるボタンだからカスタマイズで割り当て変更出来なさそうですし。
ちなみにOM-D E-M1 Mark IIIも外側にメニューボタンなんです(笑)
こういうのって、身体が覚える、とまで言うと大袈裟だけど、慣れの矯正は時間かかりますし(ワタシのように歳取るとなおのこと)EOS 5D Mark IVやEOS-1D X Mark IIIと併用する場合はいつまでも慣れなさそうで困りそうです。
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