EOS R5 / R6の発表から一夜明け、銀座、品川、大阪、と一部のキヤノンショールームで実機の展示が始まりました。ただ、この状況下なので完全予約制、という変則的な形ですが、逆にひとりだけで制限時間(15分)いっぱい、試せます。
気がついた部分、特に動画系の仕様と挙動について、防備録的にメモ。いや、WEBの仕様書を読み込めば書いてあることがほとんどですが、自分が気がついた部分のみ。
実際にどれだけのひとが使うかはともかく、話題の中心、8K動画は、8K DCIと8K UHD(なんで8KなのにウルトラHDというのかは分かりません)その下に4K DCI、4K UHD、FHDとありますが
・RAW記録は8K DCI のみ。8K UHDや4KではRAW撮影は出来ません(4K RAWがないのは実用上痛いな)
・8Kは30P(29.97fps)まで、4Kは60P(29.97fps)FHDも60P(29.97fps)まで
・ハイフレームレート撮影は4Kのみ(DCI,UHD共にOK)。8Kはむろん、FHDでもHFR撮影不可。
4K RAWやFHD 120Pはそれぞれ8K,4Kからリサイズして作れと言う設計思想みたい。
4KのみFINEモードがある。これは通常モードが間引き記録、Fineが全画素からのオーバーサンプリングのようだ。
そのトレードオフで 4K Fine時は60Pが使えず30Pが上限になる。
Canon LogとHDR PQは全記録モードで有効な感じ(うろ覚え)排他かどうかは見るの忘れた。
8K DCI 30P RAWのデータレートは約2600Mbpsで、これはEOS-1D X Mark III、5.5K 60P RAWの約2600Mbpsと同じ。
これは仕様設計の段階から連動して行われたのだと思うと、幻の東京オリンピック2020でそれぞれが果たす予定だった役割が見えてくる気がする。
そうそう、マルチコントローラーは便利だったけれど、光学検出のEOS-1D X Mark III搭載スマートコントローラーを使った後では残念な感じ。スマートコントローラーはそのままAF ONボタンになるけれど、マルチコントローラーはどこまでいってもジョイスティック的なものだからなあ。
とか書くとEOS R5はまだEOS-1D X Mark IIIに及ばないように思えるけれど、そこは用兵思想の違い。
ビグザムのように超弩級の局地戦で圧倒的な存在と、戦場を選ばず機動力と火力は一線級の機体との違いかと。まあ、主砲が大口径過ぎて長時間持たない(らしいですね、放熱で)とか、オイオイと思うか、エヴァンゲリオン的な制限時間を楽しむか、でしょうか。
予約?しましたとも。
実機が来たら、いま、見えていない長所も欠点も、書いていこうと思います。使ってないヒトにはわからんのですよ(笑)
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え〜、ワタシ、高価いときに買ったのに・・。買い足すべきですか?
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