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DataTale SMART 4-Bay RAID Thunderbolt

ようやく Data Watch Technologies DataTale SMART 4-Bay RAID System Thunderbolt (RS-M4T/C)の出荷が始まった。
ワタシが初めて同機をテストしたのが去年の7月だから約1年前。かなり時間がかかったのだが、当時話の出ていた他社の製品はいまだ製品化されていないところをみると、インテル、アップルの認証が相当シビアなのだと思う。

当時、AUGM鹿児島(Apple User Group Meeting 鹿児島)で同機をレビューしたご縁で初回ロットを送っていただいたので、1年ぶりに同機を試してみた。

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最初に全体をまとめておくと

・DataTale RAID Thunderboltは、ケースとしての販売。(HDDセットは現状なし)
・ハードウエアRAIDケース。(RAID 0,1,10,JBOD対応)
・ブラウザ経由で設定を行うGUIを持つ
・組み込むHDDによって相当性能差ありそう(ので現実的な高性能を考えてみた)
・7200rpm4TBのDESKSTARを4発組み込んだところ、600MB/s以上の速度がでる(RAID0)

以下、順に書いていく。

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パッケージ。

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薄地の布キャリングバッグに梱包されているが、持ち運び用ではないと思う。

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DataTale RAID Thunderboltはトレイでベアドライブを組み込むのではなく、ハンドルユニットを使って固定する。
(初期状態)

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背面。ちょっと分かりにくいが(すみません)、底面と上部に吸排気のための開口部がある。

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上面から。これも分かりにくいが(すみません)、底部にファンが2基。
底部からファンで吸気し、上方に送り、背面上部から排気する冷却システムは、黒いMac Proと同じ考え方。まあ、こっちは四角いのですが。まだ、全開運転していないせいか、ファンの音は非常に静か。
基板は背面側に立っていて、そのまま背面のポートに繋がっているのが分かる。

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付属品。
前述のHDD用ハンドルが4つと、SSD用ブラケットが1つ。専用ネジ。
ほかに簡易取説(フルのマニュアルはWEBからDL可能)、ACアダプタ等。

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Thunderboltケーブルが付属していた。
国内総代理店のkitcutの製品ページにはThunderboltケーブル付属とあるが、箱にはケーブル有り無しのチェックボックスがあるので、ワールドワイドではケーブルなしのパッケージもありそう。
Thunderboltケーブルはいまだ高価いので並行輸入品には注意したほうがいいかも。
ちなみに付属するThunderboltケーブルは1メートル。
アップル純正は2mか0.5mなので、意外と重宝しそう。(住友電工には1mタイプのケーブルがあります)

冒頭に書いたようにドライブによって速度差が大きそうなので、高速でかつC/Pに優れたベアドライブを考える。

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7200rpmのベアドライブは3TBだと1万円台前半で選択肢も多いが、4TBのものは意外と流通している製品が少なく、かつ高価だ。
Western DigitalだとWD Blackの4TBが2万円台半ば、Seagateはなぜか4TBだと、5900rpmのものか、エンタープライズ用のES系しか流通が見当たらず前者で1万円台後半、後者は3万円台後半になる。HGSTはDESKSTARが2.2〜2.3万だったので、それをチョイス。
ワタシの現在のHDD速度リファレンスとなっているG-RAID Thunderboltの搭載ドライブがおそらくDESKSTARの4TBモデルだと想像しているので、条件を合わせてみたいというのもあった。

なお、HGSTのエンタープライズモデルであるULTRASTARもパッケージ販売が始まるらしいので、信頼性を上げたい場合はそちらも検討か。

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ハンドルは付属のネジでHDDに装着する。

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ハンドルとネジの突起が固定具を兼ねる設計。

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このように縦に固定される。前縁にあるのがアクセスおよびステータスランプ。

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DataTale RAID ThunderboltはハードウエアRAIDだけど、設定はWEBブラウザ経由で行うGUIを持っている。

日本語も選択できるので(ワタシのようなひとには)とても便利。
ただしまだフル機能は実装できていないらしく、障害発生時のメール通知やログ表示機能は使えなかった。(追記:7月をメドにアップデート予定らしい
キットカットの製品紹介ページには
※ RAID MASTER(GUI)は、当面の間 Macバージョンのみのご提供となります。
とあるが、本国のDLページにはWin版らしきものがある。
試していないので、詳細は不明。
追記:これはWin版RAID MASTER(GUI)ではないそうです。

現状はWin版RAID MASTERが無いためハードウェアRAIDでの構築は出来ず、Windows 7,8 標準搭載のソフトウェアRAID機能を利用しての
RAID 0、1 、スパンの構築をするために必要となるドライバです。
との回答を頂きました。

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仕様表では、RAID 0,1,10,JBOD対応になっているが、GUIからはRAID0および10しか選択できなかった。
ワタシの操作が悪いのか、まだ実装されていないのかは不明。
追記:上記画面でディスクを2台選択にしたところ、RAID1が選択可能になりました

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RAID 0 でのベンチマーク。
630〜640MB/sは、去年夏のβ機より高速で、うちのPROMISE Pegasus R6よりREADは上回り、同じHDD(HGST DESKSTAR 4TB)を積んだG-RAID Thunderboltを2台RAID化した場合とほぼ同じ速度を出す。

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RAID 10 でのベンチマーク
想像通りRAID0時のおよそ半分。ただ、これでも1台使用時のG-RAID Thunderboltと同等で、iMacのFusionドライブを僅かながら上回る。

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コストパフォーマンスは悪くないんじゃないかなあ。16TBでトータル16万円くらい。
PROMISE Pegasusだと(RAID5とはいえ)30万弱だし、ワタシの愛用するG-RAID Thunderboltを2台束ねると約19万円。ただし、G-Technology製品は3年保証で、こちらは1年なので、そのあたりをどう重視するかで判断はひとによる感じ。

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