Adobeのコーポレートニュースが「コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)にキヤノンが参加」と伝えています。(今日時点でキヤノンからはリリース出ていませんね)
デジカメWatchでも記事になっていました。
キヤノン、アドビの「コンテンツ認証イニシアチブ」に参加。デジタル画像の真正性に向けて
記事にもあるように、CAIにはすでにニコン、ライカが参加済み。写真のレタッチが当たり前になった時代だからこそ、写真の加工履歴がデータに埋め込まれるようになるのは必然なのでしょう。ロイターがカメラマンにRAW現像を禁止し、撮って出しのJPEG納品に限定すると告知したのは2015年でしたっけ?いまも継続されているのかは分かりませんが、報道写真を筆頭に「未加工」への要求は大きいはず。
SNS上では彩度マシマシを筆頭に絶景レタッチ(とワタシは呼んでいますが)が溢れていますが、これも難しいところ。個人的には一線を越えちゃってるものも多いよなあ、と思っています。
もちろん、写真を写実ではなく表現手法と捉えるなら、それらを含め「表現」として受け取るのに抵抗はないのですが、その境界線は個々人によってかなり異なるはず。カメラメーカーのみならずアップルやサムソンもこの仕組みを実装するようになったら、写真の「来歴ファイル」が応募要件になるコンテスト等も出てくると思います。
そういえば2000年代には、キヤノンも独自のオリジナル判定システムをEOSの周辺システムとして展開していましたが、これ、その真贋判定が破られたかなにかでフェードアウトしたんでしたっけ?
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