音楽を聴くのは好きだけど、耳の中に突っ込む感のあるカナル式は苦手なワタシは自宅では密閉型のオーバーイヤーヘッドホンばかり、必然的に大きくなるので外出時にイヤホンを使うことはあまりありません。
が、今回、ご縁があってcheeroから(今日)発売された軟骨伝導イヤホン、cheero Otocarti LITEを試す機会に恵まれたので使ってみたら、特に中低音のボーカルがすごく気持ち良かったと言う話。
リリースに先行してティ・アール・エイ株式会社より同製品の評価用サンプルを提供頂き、先週から試用しています。それ以外の利益供与はありません。
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cheero Otocarti LITE(公式サイト) と 付属のポーチ。
耳を塞がないイヤホンとして急速に一大市場を築いた骨伝導イヤホン。昨年、オーディオテクニカから軟骨伝導イヤホンが出たときには、違う骨を使うくらいの違いで、ささみとなんこつくらいの差かと思っていましたが、マッタク違う技術なんですね、反省。この製品のイヤホン部は株式会社CCHサウンドの特許技術を使用しているそうです。
ネックバンド型の本体は昔使っていた(いや、いまも持ってますが)BOSE QuietControl 30に似た形状。ただし、イヤホン部を耳に突っ込むのでは無く耳のくぼみ(?)にボール型のイヤホンを置くだけ。
普通にデスクワークならそのままで大丈夫ですが、動いたりする場合には落下防止用のサポートホルダーが付属しているので、それを装着すればそこそこハードに運動しても大丈夫です(でした)。
本体(ネックバンド部)右手側には操作系。
左手側には通話用マイク。
充電はUSB-C。USB-A to Cの充電ケーブルが付属します。手元のC to Cケーブルでも問題なく充電出来ました。デバイスによってはUSB-A to Cでしか充電出来ないものがありますよね。
付属のサポートホルダーは4種類。S,M,L,XL L(かな?)は装着済みでパッケージングされていました。
サポートホルダーはシリコン製で水洗いOK。耳は意外に汚れやすいので◎です。
イヤホン本体にはひとつの穴もありません。音が出る、のではなく、震える、ので。
それゆえ音漏れは皆無に等しく、家族とのテストでは至近距離でも音漏れはなかったと言われました。自分の耳で試す範囲では1~3cmくらいだと微かに音を感じましたが、5cmも離すと音はまったく感じませんでした。指先で球が震えてる感触はありましたが。
自宅で試聴した範囲では、軟骨伝導って音がいいんだ、という意外な驚き。
音の拡がりやステレオ感がひじょうに良い感じで、それでいて耳元で「鳴っている」感じじゃ無いのが◎。解像感はあまり高いとは思いませんでしたが、音のつながりはかなり良好。
ボーカルものは特に好印象で、イヤホン自体が非常に軽いこともあって聴き疲れしないオーディオでした。ただ、打楽器のようなアタック音が連続するものだと耳の皮膚が震えるような刺激があるのは気になりました。
また、地下鉄で試してみましたが、ああいう外部騒音の大きいところでは向きませんね。耳自体を塞がないというメリットがデメリットに働く印象です。
サポートホルダー装着時の写真が公式サイトにないので撮ってみました。
なお、パッケージおよび取扱説明書の対応OSに macOSがないので「え?」と思いましたが、MacBook Pro(M1 Pro)で問題なく使えたことを書いておきます。
高級感や高品位を感じさせる外観ではありませんが、価格以上の高音質と実用性を備えたコストバリューの高い製品だと思います。
最初の300台は25%オフで販売らしいので、夏の暑い時期、カナル型やオーバーイヤー型がうっとうしいひとは試してみると正解だと思います。
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