ちょうど1か月前に書いたOWC社の3ポートUSBハブ搭載デュアルドライブRAIDストレージ、Mercury Elite Pro Dual with 3-Port HubをGW中、いろいろ試していたのでレビュー その1。ええ、長くなっちゃったので今回、前編として基本部分を、近日、後編をあげます。
OWC Mercury Elite Pro Dual with 3-Port Hubは、2台のHDDもしくはSSDを搭載し、ハードウエアRAIDを構築し、高速なデータ転送と、HUBとして使える3つのUSBポートを持つエンクロージャーです。
OWCより同製品の評価用サンプルを提供頂き、使用しています。それ以外の利益供与はありません。
このブログにおける【AD】【PR】【SP】等 表記と運用ポリシーについてはこちらをご覧下さい。https://mono-logue.studio/3394
RAIDとは言ってもデュアルドライブなのでRAID5等は使えません。設定可能なのはRAID 0(ストライピング)RAID 1(ミラーリング)JBOD、SPANの4つ。(余談だけど、ワタシはJBOD、SPANって同じものと思っていたのですが、どう違うのでしょう?)
Mercury Elite Pro DualにSSD(OWC Mercury Extreme Pro 6G SSD)1TBを2枚入れ、RAID0設定とRAID1設定でそれぞれベンチマークを取ってみました。コーデックがProRes422 HQなら4K60Pがコマ落ちせずに走る転送速度です。
RAID設定(変更は)リアのロータリースイッチをマイナスドライバー等で回し、その下のセットボタンを押すことで行います。(ちょっと懐かしい)
Mercury Elite Pro Dualの中を見てみましょう。リアパネルに6つのネジがあって、周囲の4つがトルクス、中央2つが普通のプラスねじです。トルクス要るのか?とちょっと焦りましたが、中央のプラスねじが正解でした。
リアパネルとケース、フロントパネルと内部躯体がそれぞれセット。ケースは全周が一体成形、リアパネルをトルクスで固定する凝った構造です。
SSDもしくは3.5inch HDDがマウント出来ます。
せっかくなので、ワタシが常用する外付けSSDと比較してみます。
G-Technology G-DRIVE SSD,SanDisk Extreme 900,SAMSUNG Portable SSD X5,OWC ENVOY EXPRESS そして Mercury Elite Pro Dualです。
Thunderbolt接続のSSDには及びませんが、USB-Cで繋ぐ外付けストレージとしては最速の転送速度です。ただし、以前「Apple Silicon (M1) Macの外部I/Oは遅い?」で書いたように、Mac mini M1 ではやはり速度が出ません。
自分の環境ではThunderbolt DOCKを介すると、速度が向上するのを確認しているので、OWC社からThunderbolt 4 HUBをお借りしました。先日書いた同製品のミニレビューは、この時のモノです。さらに
Mercury Elite Pro Dual with 3-Port Hubという製品名だけに本機にはUSBポートが3つもあります(うち1つがUSB-C)。ではこのエンクロージャー経由で上記の外付けドライブを繋ぐと速度はどうなのか、も試しました。
このふたつの結果はレビュー後編として近日公開予定です。
–Ads–
【OWC直営】OWC 14Port Thunderbolt 3 Dock(OWC 14ポートサンダーボルト3ドック) ドッキングステーション Windows PC&Mac対応 スペースグレー
【国内正規品】 OWC ENVOY EXPRESS (OWC エンボイ エキスプレス)Thunderbolt 3 / 2280 M.2 NVMe SSD/ドライブケース