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映画 アルドノア・ゼロ(Re+)感想:そして雨がやんだ

あまり話題にもならず、ひっそりと劇場公開されている映画、アルドノア・ゼロ(Re+)を見てきました。劇場版と言っても新作ではなく、Blu-ray BOXがリリースされるのに合わせて期間限定公開された「総集編」プラス新作番外篇(15分くらい?)のもの。

普通ならそういう編集版をわざわざ劇場で観る習慣はないのですが(と思ったけど、ガンダム3部作の2本目までは事実上、総集編でしたね)、アルドノア・ゼロは数多あるロボットアニメの中で別格に好きな作品なので、ちょっと遠くの劇場まで行って来ました。思ったよりひとが入っていましたね。

まあ、総集編なので特に感想はないのですが、総集編と言うより名場面集?的な繋ぎで、ストーリーを説明するためのシークエンスはほとんど無く、さらにナレーションも一切無いなど、初見殺しというかファンのための2時間になっているのが逆に新鮮で良かったです。
初見だとキャラ設定も関係も分からない不親切な構成で、一方、個々のキャラクターの生き様や矜恃が垣間見えるカットの選び方、澤野弘之氏の劇伴の見事さ、劇場の大画面(というほど大きなスクリーンじゃなかったけど)に充分耐える作画、は、想像以上に良かったです。

劇場予告編
新作は「雨の断章」と名付けられた「後日談」。派手なシーンは1カットもなく、ほとんど会話劇で戸惑うのですが、元のシナリオがファンイベントで行われた朗読劇だという。
雨の降り続くなかでの主人公ふたりの会話、ふたりにとって戦後がずっと雨の中だったことを暗喩し、そして雨がやむ(でも晴れる訳ではない)後日「譚」はすごい作りだなと思いました。

そうそう、パンフレットがよくある中綴じじゃなくて無線綴じで、背文字が入っているのもいいなあと思いました。あらゆる部分で、丁寧に作られている作品でした。
TROYCAがこの作品を作るために立ち上げられたスタジオであることを、その立ち上げの3人、あおきえい(監督)長野敏之(プロデューサー)加藤友宜(撮影監督)が語る座談会?も読ませました。

特典?でもらえたフィルムしおり。
フィルム原板なんてない作品だから、あくまでフィルム風。サウンドトラックもありませんし、全コマ違う画ですし。まあ、ファングッズなのでこれでいいのだと思います。
Blu-ray BOX? うーん、欲しい気もするけれど、配信で全話見ているし、ブルーレイで見直すかというとみない気もするしなあ。

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