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混乱のUSB-Cケーブルに光明。USB Cable Checker3

USBケーブルチェッカー3(BitTradeOne USB Cable Checker3)を買いました。
USB-Cケーブルの両端を挿すと、ケーブルの結線、抵抗値の測定、eMarkerの読み出し、等を行ってくれるデバイスです。

充電からデータ転送、Thunderboltまで、端子がUSB-Cに集約されていくのは良いのですが、Thunderboltを除くとケーブルを見ただけではどんな能力のUSBケーブルかが分かりません。充電専用でデータを送れないケーブルから、遅い480Mbps、まあまあな10Gbps、高速な40Gbps、超高速な80Gbpsまで、見た目はそっくりです(まあ、太さとか多少のヒントはありますが)。
で、先代のUSB Cable Checker2を買おうとしたところ、USB Cable Checker3が出る、と。だけどクラファンは締めきっていて一般販売を待って購入しました。

サイズは少し大きめのマッチ箱サイズ・・・と例えても、もう分からないと思うので、iPhone 17 Proのうえに置くとこんな感じ。
公称の仕様は、約 70x40x22mm 約65g(電池込み)です。でも、電池(単4 x 2本)は同梱されませんw
手元のケーブルを検証してみました。

Thunderbolt 5 ケーブル:OWC Thunderbolt 5 DOCKに同梱されているケーブルです。
フル結線で240WのUSB PD 電力供給能力を持っています。ケーブルの抵抗値は180mΩでした。USB4 Gen4表記です。

Thunderbolt 4 ケーブル:メーカー不明ですが、ベンダーIDが後述の OWC TB3ケーブルと同じなので、OWCのDOCKに同梱されていたケーブルだと思います。
これもフル結線で240WのUSB PD 電力供給能力を持っています。ケーブルの抵抗値は152mΩ。USB4 Gen3表記。

USB4 40Gbpsケーブル:OWC Express 1M2 40G エンクロージャーのみモデルに同梱されているケーブルです。
これもフル結線で240WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値は161mΩ。USB4 Gen3表記。

YoungSelly Elbow 50cmケーブル:先日、安さに釣られ購入した片側L字のショートケーブルです。
あやしさに地雷の可能性も覚悟したのですが、計測結果はマトモでした。
フル結線で240WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値は144mΩ。USB4 Gen3表記。

YoungSelly Elbow 1.2mケーブル:上述の120cmバージョン。これこそ地雷かもと指摘されたのですが、
フル結線で240WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値は209mΩ。USB4 Gen3表記。抵抗値が少し大きくなっているのはケーブル長の影響でしょうか。

YFFSFDC 40Gbpsショートケーブル:予備としてカバンに常駐させているショートケーブルです。
フル結線で100WのUSB PD 電力供給能力(240W版もありました)。ケーブルの抵抗値は101mΩと今回試した中で最も優秀なのはケーブル長の短さゆえでしょうか。USB4 Gen3表記です。

Thunderbolt 3 ケーブル:OWC の昔のドックに同梱されていたものだと思います。
フル結線で100WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値は122mΩ。USB3.2 Gen2表記。

Thunderbolt 3 ケーブル:メーカー不明ですが、ベンダーIDが前述のOWC Thunderbolt 5 ケーブルと同じなので、これもOWC製かもしれません。スペックもひとつ前のOWC TB3ケーブルに酷似したフル結線、100WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値127mΩ。USB3.2 Gen2表記。です。

Apple充電ケーブル:いつの時代かは覚えていませんが、MagSafe復活前のMacBook Proに付属のものかと思います。
結線はがくんと減っているものの、D+、D-が結線されていて、USB2.0(480Mbps)のデータ転送が可能です。遅いですが非常用に重宝します。100WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値199mΩ。USB2.0表記。ベンダーIDにAppleと出るのはさすが?です。

LISEN 充電ケーブル:これを買った時、同じメーカーのこれも一緒にいかがとAmazonにリコメンドされて買った安い充電ケーブルです。
安いですがUSB2.0のデータ転送に対応していました(笑)気がついてなかった。60WのUSB PD 電力供給能力。ケーブルの抵抗値は236mΩと少し大きめ。USB3.2 Gen2表記。です。

USB Cable Checker3にはUSB AポートとmicroBポートがあるので、USB A to Cみたいな規格上NGなケーブルのチェックも出来ます。が、eMarkerは搭載されていないので、eMarker表示はできません。
左:G-TechnologyのモバイルSSD、G-DRIVE mobile SSD Rに同梱されていたケーブル。PD電源供給はできません。
右:メーカー不明のUSB-Cケーブルですがフル結線。速度は表示されませんがたぶん10Gbps出たはず。

左:Logicool MX Master 3 for Macに同梱の充電ケーブル
右:メーカー不明の充電ケーブル
ともにeMarkerがないので詳しくはわからないけれど、480Mbpsでのデータ転送は可能みたい。

左:メーカー不明の充電ケーブル
右:CIOのモバイルバッテリーに同梱されていた充電ケーブル

USB Cable Checker3にはポートチェックモードがあって、充電器やモバイルバッテリー、スマートフォンのポートを検証できます。が、こちら方面に知見がないので今回はスルー。

手元のUSB-Cケーブルの素性を調べるだけでも楽しいし、意外に頼りになるやつ(ケーブル)と太くて硬い割にあんま頼りにならないやつを分類するにも実用的なアイテムでした。
大学のごちゃごちゃしたケーブル、整理しよう・・・。

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ホントは本家から買いたいし、10%オフチケットも配布しています(メルマガ登録が必要)が、送料別途必要だし、あまりカード情報もいろんなとこに書き込みたくないので素直にAmazonで買いました。

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