EOS-1D Mark IV スペシャルプレビューに行ってきた の続き
EOS 5D Mark IIに始まるデジタル一眼ムービー(キャノン以外も含むならニコンD90に始まる、というべきですが)。とはいえ、もともと動画機能なんてないデザインの一眼レフに動画機能を積むのだから、どう操作体系を入れ込むかはまだ試行錯誤段階なのが現実。
特にキャノンの一眼動画(少し前からEOSムービーと呼称しはじめましたね)は、動画設定のライブビューに入る→録画開始という2ステップが必要。
キャノン初の動画搭載機はもちろんワタシの愛機、EOS 5D Mark II
イージーダイレクトボタンでライブビューに入り、セットボタンでREC開始/終了
撮影時にイージーダイレクトボタンは使わないので、これはこれでいいと思う。
続いて登場したKiss X3はモードダイヤルにムービーモードを設定。
モードダイヤルでライブビューに入り、イージーダイレクトボタン兼用のボタンでREC開始/終了。
入門者向けに、モードダイヤルで明示的に動画に入るのは分かりやすい。(スピーディじゃないけど)
先日登場したハイエンド中堅機 EOS 7Dでは専用ボタンが設定された。
コンデジのようなというと身も蓋もないが、専用レバーでライブモードに入り、その中央に設定されたボタンでREC開始/終了。これはある意味、一眼レフに動画モードが正式に導入された象徴でもあったと思う。
そしてEOS-1D Mark IVだが、さすがにフラッグシップに専用ボタンを設置するわけにはいかなかったとみえ、EOS 5D Mark II同様に既存ボタンに割り振るカタチ。
ただし、セットボタンでライブビューに入り、FELボタンでREC開始/終了。というパターン。
緊急時にはFELボタンダイレクトでRECに入れるのが新しい。
ただ、セットボタンにライブビュー以外を割り当てられない、というのはちょっと使いにくくないか?
いや、ライブビュー以外をアサインすることは可能だが、そうするとほかにライブビューをアサインできるボタンが無くなってしまうのだ。
会場での短時間での試用ゆえ、誤解や勘違いがあるかもしれないが、見てきた限りでの第一印象はそんなところ。
これでキャノンのEOSムービーは、フルサイズ、X1.3、X1.6の3つが用意されたことになる。そりゃあ、ボケ味はフルサイズが圧倒的だけど、シネカメラはもともと35mmハーフサイズだから、感覚的にはAPS-Cとか使いやすいかも。
このヘンはもう少し時間をかけて考察したい。
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