映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

ルンバ、無人の演習室を(キレイに)守れるか?:Roomba e5 奮戦記

新型コロナによる非常事態宣言中下にあるワタシの大学。授業は当面オンラインとなり、学生は大学構内に入ることが出来ない。設備の整った映像・音響専用の演習室も無人のまま再稼働の時を待つだけ。
なのに、埃は溜まるんですよね。来たるべき演習再開のその日まで、演習室(メディア工房と呼ばれます)をキレイなまま守るため、最新型のロボット掃除機、Roomba e5が投入されました。これは無人の教室をひとり(?)守るロボット、ルンバの孤独な戦いの記録です。

iRobot_Roomba_e5_01

このレビューはアイロボット30周年記念プログラムにより、同社よりRoomba e5をお貸し出し頂き、執筆しています。それ以外の利益供与(報酬等)はありません。本レビューは同社に感謝しつつもフェアな視点で書いているつもりです。原稿チェック等はありません。事実誤認や間違いがあれば修正し修正点を明記します(誤字脱字の修正を除く)。
このブログにおける【AD】【PR】等 表記と運用ポリシーについてはこちらをご覧下さい。
https://mono-logue.studio/3394

iRobot_Roomba_e5_02

ルンバ e5はルンバシリーズの中では普及機の価格帯にありますが、スペック的には上位に属します。
公式製品紹介ページ
ロボット掃除機のアイコンとも言える円盤形のボディに数十のセンサーを搭載、そのセンシングした情報を元にルンバ自身が状況を判断し、最適な行動パターンを選択、実行するというのがウリです(高速応答プロセス iAdapt)。その他、ダスト容器が洗えるようになった等の改良が成されていますがそこは後述。

iRobot_Roomba_e5_03

ただロボット掃除機の代名詞とも言えるルンバとはいえ、家庭用の機器。家のようなカーペットやクッション、といった複雑なシチュエーションは無いけれど、その分、広く、イスやケーブルの多い教室は荷が重いのではないか、と思っていたのが正直なところ。
そのときは力不足だった、と締めくくればいいや、と、実戦投入開始。

iRobot_Roomba_e5_04

箱開けて、ホームベースに設置して、クリーンボタンを押す。難しいことを要求しなければ、必要なのはそれだけ。なんの事前設定やアプリ操作も不要でルンバは動き出します。(アプリで出来ること等の応用篇は次回書こうと思います)

iRobot_Roomba_e5_05

デスクやイスの脚に接触しては回り込み、掃除するルンバ e5。

iRobot_Roomba_e5_06

演習室なのでデスクやイスがとても多いのですが、隙間を見つかれて奥に潜り込んでいきます。

iRobot_Roomba_e5_07

これ、ひとがやろうとするといったんイスを全部どかして・・と大ごとになりますが、ルンバは自分の横幅の隙間さえあれば入っていき、掃除して、その場で反転して戻ってきます。この写真のように自分の背より低いところには入れないので、イスの脚の下は完ぺきとは言えませんが、四方からがんばります。

iRobot_Roomba_e5_08

円盤部からはみ出した回転するブラシ(エッジクリーニングブラシ)が、イスのホイールを舐めるように掃除するのでローラー部に着きがちなゴミや埃も吸引していくのには感心しました。

iRobot_Roomba_e5_09

最初に電源を入れたとき、自分の周囲3メートルくらい掃除したら、さっさとホームベースに戻って充電をはじめたので、おいおい、四畳半掃除機じゃ無いんだから、と突っ込んだのですが、その後、稼動するたびに行動範囲を拡げていき、何日後かには、ほぼ教室内すべてを掃除対象としました。

動くルンバe5を90秒の動画にしてみました。

iRobot Roomba e5 from SAIKA on Vimeo.

音楽:iBgm
自分の横幅、自分の背より余裕があれば入り込んで掃除しているのが分かるかと思います。

iRobot_Roomba_e5_10

懸念されたケーブルに関しては、レイアウト変更の兼ね合いでケーブル介錯がちゃんと出来ていないところだとかなり格闘していますが、太い電源ケーブルは乗り越えて掃除を続けます。(ただし、ケーブルの下にたまった埃の除去は不十分ですね)

iRobot_Roomba_e5_11

一方、細いケーブルはやっかいです。ルンバe5には特許のからまり防止機能(特許第4875102号)が搭載されていて
清掃中に電化製品のコードやラグのフリンジなどにからまると、異常を感知してブラシを逆回転。自動的にからまりを防ぎます。
と謳われています。たしかに、わざと1本だけケーブルを置いておくと、いったん巻き込んだ後、ブラシを逆回転し、ケーブルを吐き出すという見事なギミックを発揮するのですが、写真のように複数のケーブルがある状態だと、逆回転時に他のコードを巻き込んでいくなど、「自縄自縛」になることもありました。

iRobot_Roomba_e5_12

手前に見えているのがエッジクリーニングブラシ。

iRobot_Roomba_e5_13

動作音はそれなりにしますが、掃除機をかけていることを思うと逆に静かに感じます。吸引口とブラシが常に床面に密着しているからかも知れませんが、そこあたりは知識が無いのですみません。

iRobot_Roomba_e5_14

裏面。
中央に見えるのがゴム製のデュアルアクションブラシ(とその奥に吸引口)。そう、メインブラシはブラシじゃないんですね。エッジクリーニングブラシ(写真左上)は3本ブラシです。
下に見えるのがダスト容器。

iRobot_Roomba_e5_16

このダスト容器は本体から外せます(ゴミ捨てが楽)

iRobot_Roomba_e5_17

メインブラシ直下の吸引口とダスト容器は最短の形で直結されていて、内部にゴミの付着する場所を最小限にするデザインが成されています。

iRobot_Roomba_e5_18

ダスト容器は赤く囲ったダストフィルター(取り外し可能)を除き、水洗いが可能です。これは小さくて大きな進歩。現時点ではe5だけのアドバンテージです。

iRobot_Roomba_e5_19

円盤形のボディは歴代のルンバに共通するデザインですが、中身は膨大なセンサーの搭載はじめ、大きく改良されています。

iRobot_Roomba_e5_20

COVID-19状況下で在宅時間は延びる一方、教室は無人のままキープされています。この後、ルンバ e5はちゃんとこの演習室を(キレイに)守り切ることが出来るのか。後日、レビュー後編をもって報告したいと思います。

iRobot_Roomba_e5_21

それまではラピュタを護るロボット兵のように、誰も居ない教室を巡回掃除する姿が見られるはずです。

–Ads–

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください