EOS R5がファームウェアアップデートで Ver.1.3.0に。年度末ギリギリに間に合わせるあたり真面目な会社だなあと思うわけです。新しいファームの特徴はすでにアナウンスされていたものの、動画系の機能強化。Canon Log 3の実装と、軽量(IPB)RAW動画の実装。
EOS R6も同時にFirmware 1.3.0になったのですが、R6は4K IPBは実装したものの、軽量RAWやLog3は対応せず。EOS R5とR6の製品ポジションの違いなのか、他の理由があるのかは分かりませんが、結果的にR5とR6はだいぶ性格の違う機械になりつつあります。
キヤノンログに Log3が追加。ハイライト側が2ステップ拡張されました。この恩恵を受けるひと(活かせるひと)は正直そこまで多くないと思いますが(ワタシだって完全に使いこなせるかと言われれば微妙)、少なくともCinemaEOSと同じ設定が可能になったということは、シネマイオスの現場にエクストラカメラとして使いたいニーズに応えられるということで。
8K RAWはアンビリカルケーブルなしのエヴァンゲリオンなみに内蔵ストレージを盛大に消費するのですが、CFexpressに優しい軽量RAWが追加。8Kは必要だけど軽量でいいよ、ってケースがどのくらいあるかは難しいところですが、この辺は後日、撮り較べてみないと、ですね。
4Kに軽量(IPB)が加わったのは、8K RAW+4K撮影の時に便利というか、実用性が高いように思います。
逆にFHD/120PのHFR撮影は、元々あった4K/120Pからリサイズでいいじゃん、クロップも出来るし、と思っちゃう人ですが、ここもストレージ容量優先のニーズがあるということでしょうか。個人的にはFHD/240P実現してよ、と思うのですが。
電子式フルタイムMFは数少ないスチル機能の強化ですが、で、対応レンズって、どれ?
カメラ設定をカードに保存・読込は地味に嬉しい機能かも。
それ以外は、バグフィックスに近いかな。
発売当初は熱問題など、毀誉褒貶の少なくないカメラだったけれど、EOS R5はとても優れた主力機になっていると思います。ワタシの運用では、内部記録が重要で、外部記録でRAWだ12bitだと言ってもそのためにリグを組んで外部レコーダーをマウントするなら、シネカメラを用意する方がいいと思っちゃうんですよね。(あくまで自分の運用では、ですが)
EOS R5 8KRAW Logより切り出し。(Log3ではありません)モデル:杏
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