映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

My Book VelociRaptor Duo レビュー

Western Digital(ウエスタンデジタル)は、HDD(ベアドライブ)製造メーカーでありながら、ケースに入った外付けHDDも多数リリースしている。そして、その外付けHDDは以前からMacを前提としたシリーズも熱心に展開するMacシンパな(?)メーカーである。
Thunderbolt RAIDであるMy Book Thunderbolt Duoもいち早くリリース(レビューはこちら)していたが、IFA2012で発表、日本では9/21(奇しくもiPhone 5発売初日)のリリースとなったその高速版 My Book VelociRaptor Duoのレビュー。

Wd_velociraptor_01

日本での発表は遅くなったが、ウエスタンデジタル社の好意で、ずっとMy Book VelociRaptor Duoのテスト機をお借りしていた。ベンチマークを含め、使用した印象を書いておく。なお、ウエスタンデジタル社からはレビュー用のMy Book VelociRaptor Duo(2台)を長期に渡りお貸し出し頂いた以外の利益供与はない(評価機も返却)ことを明記しておく。

Wd_velociraptor_02

My Book VelociRaptor Duoは既発売のMy Book Thunderbolt Duo(GreenPower Driveを2基、RAID 0でストライピング構築)の筐体を流用しつつ、10,000RPMの高速ドライブ x 2構成にして、更なる高速化を図ったモデル。

Wd_velociraptor_03

WD社の狙い(コンセプト)としては、
・SSD並の高速
・HDDの大容量
・それをHDDの価格帯で実現

だという。
その謳い文句の通りの性能が出ているかがポイントだろう(ベンチマークは後述)

Wd_velociraptor_04

筐体は前述したようにMy Book Thunderbolt Duoを流用。ただし、ボディは質感の高いブラックになっている。My Book Thunderbolt Duoの外観およびレビューはこちらを参照

Wd_velociraptor_05

ポートもThunderboltがふたつという部分は変わらないが、

Wd_velociraptor_06

My Book Thunderbolt Duoでは別売りだったThunderboltケーブルが1本、同梱されている。
Thunderboltケーブルは未だかなり高価なので、これはポイントが高い。

Wd_velociraptor_07

ACアダプタも大型のものになっている。(プラグ部は日本仕様に交換可能。パーツが同梱されている)

Wd_velociraptor_08

筐体はMy Book Thunderbolt Duoと基本同じなので、上面カバーを開いてドライブベイにアクセスすることが出来る。

Wd_velociraptor_09

Wd_velociraptor_10

Wd_velociraptor_11

あれ?My Book Thunderbolt Duoと違うじゃん、と思ったら、My Book VelociRaptor Duoは2.5inch HDDを使っていた。

Wd_velociraptor_12

あ、そうか、VelociRaptorドライブって、2.5inchしかないんだっけ。
VelociRaptorは最大で1TBのものしか現状は存在しないので、本機はそれを双発で積んで2TB。
すでに6TBモデルが存在するMy Book Thunderbolt Duoとは結果的に棲み分けることになる。

Wdvelociraptor_jbod

JBOD(それぞれ単体のHDD2台として設定)でこのくらい。
ストライピングモードのMy Book Thunderbolt Duoに近い数字が単体のVelociRaptorで出ている、これがVelociRaptorの強さだろう。

Wdvelociraptor_

ちなみにミラーリング設定にすると若干速度が低下する。

Wdvelociraptor__2

My Book VelociRaptor Duoの基本モードであるストライピング(RAID 0)
ハードディスクを使った双発RAIDでこの速度は個人的に見たことがない。

Wd_velociraptor_13

前回、My Book Thunderbolt Duoを2台、計4発のRAID 0を作ったが、今回もMy Book VelociRaptor Duoを2台使って、4発RAIDを組んでみた。

Wdvelociraptor_4

VelociRaptor の素性を褒めるべきか、Thunderboltの素性を褒めるべきか悩ましいが、どちらにせよ期待に違わない圧倒的な高速性をみせてくれる。
SSDを使ったRAIDに対し、容量/価格で大きなアドバンテージを感じる結果だ。

Wd_velociraptor_19

ただし、MacBook Pro Retinaで長時間、Final Cut Pro X使用していると、かなりうるさい動作音を発生するのが物理的駆動部をもつHDDらしいところ。
前述のように、2.5inchのVelociRaptor を使う以上、当面、これ以上の容量は望めないので、安価で高速、大容量なMy Book Thunderbolt Duoか、そこそこのコストで超高速なMy Book VelociRaptor Duoかという認識で良いと思う。

Wd_velociraptor_14

Wd_velociraptor_15

Wd_velociraptor_16

Wd_velociraptor_17

Wd_velociraptor_18

なお、発売は9月28日かららしい

–ads–

WD My Book Thunderbolt Duo 6.0TB (Mac用 / RAID 0&1 / Thunderbolt接続) WDBUPB0060JSL-JESN
WESTERNDIGITAL (2012-03-30)
売り上げランキング: 6047

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください