前回に続き、事実上、Mac専用のThunderboltドッキングシステム、G-Technology G-DOCK ev レビュー その2 今回はベンチマーク篇。
なお、念のため繰り返しますが、ワタシはG-TEAMのひとりゆえ日本にきたG-DOCK evをいち早く試させていただいていますが、レビューは個人的なものでG-Technology公式のものではありません。
また、最終版にかなり近いものですが、まだ量産機ではない段階ですので、量産の時には改良されている部分があるかもしれません。
予めご了解下さい。なお、ベンチマーク時の母艦は昨年末、導入したiMac Late2012です。
DOCKにマウントしたG-DRIVE ev シングル使用
この状態ではG-DRIVE evはSATAでG=DOCK evと接続され、DOCKからThunderbolt経由でMacと繋がる。
ベンチマーク
G-DRIVE evはUSB3.0で直接Macと繋ぐことも出来る。
ただし、(ワタシの環境下では)バスパワー型のUSB3.0 HUB(バファローBSH4U20U3)経由では通電はするがマウントできなかった。波動エンジンの始動には電力が足りないヤマト状態。
ちょうど、ゆうのさんがコメント下さったように、ACアダプターをさしてやれば動くのだと思うが、BSH4U20U3にはACアダプターが出ていないのだ・・・。
ちなみに比較として使った、HGST Touro Mobile MX3 Black、はUSB3.0 HUB(バファローBSH4U20U3)経由でも動作した。
G-DRIVE evをUSB3.0で直接Macと繋いだ状態のベンチマーク。
ちなみに、前述のHGST Touro Mobile MX3 Blackはこんな感じ。
先日、大学に10台導入したG-DRIVE USB3.0だとこんな感じなので、USB3.0で繋いだ時の速度的には
2TB G-DRIVE USB3.0 > G-DRIVE ev > HGST Touro Mobile MX3
となる。
G-DRIVE evを2台、G-DOCK evに入れて、RAIDを組むこともできる。
この場合、2つのモジュールをペアで運用する必要があるので注意。(当然ですね)
DOCK RAID時のベンチマーク。
これは可搬型のドライブとしては圧倒的な速度。
いや、可搬型って、DOCK要るじゃん、と言われるかもだが
上記のG-DRIVE evペアを、そのままUSBでMacに繋ぐと、RAIDとしてそのまま使える。
ただし、前述のようにG-DRIVE evはバスパワー型のUSB3.0 HUB経由では動作しないのでMacBook Proの場合は、2つのUSB3.0ポートを使い切ることになろう。
USB接続時のRAID ベンチマーク
シングル時、RAID時、どちらもDOCK経由の方が若干速かったが、このくらい差は実用上無視できる範囲だと思う。
DOCKが出先になくても使い物になるシステムという意味で、非常に優秀だと思う。
-ads-