アブラサスハウス富士(abrAsus house Fuji)宿泊記その2、ご飯編。
(その1 富士山と共に過ごす宿 はこちらです)abrAsus houseは姉妹ホテルであるabrAsus hotel同様、一棟貸しのスモールホテルで、レストランもバーもありません。その代わりにあるのが、レストランの厨房を思わせる業務用のキッチンと「火入れ」直前まで準備された食材です。
プリペアードスタイルと呼ばれる半セルフ?レストランは2年前に泊まったアブラサス「ホテル」でも同様のスタイルでしたが、今年から「豚組」とのコラボで料理内容のグレードアップが行われています。そう言えばアブラサスの代表である南 和繁さんと初めてお会いしたのは六本木「豚組しゃぶ庵」だったことを思い出します。もう10年以上昔の話ですね。
アブラサスハウスの特等席、オープンテラスのソファのすぐ後がダイニング&キッチン。もちろん、ダイレクト富士山ビューです。
冷蔵庫の中にキレイに分類された下ごしらえ済みの食材と、作業手順書。この辺については同行したクルマの出せる写真班、クマデジタル氏のblogに詳しく書かれているのでワタシのところでは軽く。
業務用シンクの美しさよ(ホントはこの辺だけで小一時間撮っていたい)
食材はほぼカットに下ごしらえが終わっているので、焼く、蒸す、煮る、といった料理のハイライト部分「のみ」を行います。調理のアクティビティ化、といったイメージでしょうか。
手分けして調理を行いながら、ふと視線をあげると富士山が正面に見えると、非日常と日常の交差する時間がとても楽しく記憶に残ります。
ホットクックでつくる、 「じゃがいものポタージュ」担当のクマデジさん。ホットクックの撹拌パーツがジャガイモを砕くことができるの?と耳を澄ませばポーズ。
そんな杞憂をよそに美味しく出来上がったジャガイモのポタージュ。
食材はたっぷり用意されていますが、飲み物は冷えた水以外はないので、行きがけに買ってくる必要があります。クルマで3分のセブンイレブン、10分の道の駅、もありますが、我々のグループは少し離れた旅の駅に寄り道して、ワインとお菓子を仕入れました。
料理はとても美味しく、楽しく頂きましたが、調理後は茶色一色になってしまうものが多く(だから彩り野菜のラタトゥイユは調理前にSNS用の写真を撮ると、作業手順書に指示があります(笑))野菜や果物が欲しいとは女性陣の声。
そして朝ご飯。
Webサイトではホットサンドメーカーでつくる、 「キーマカレーと玉子のホットサンド」となっていましたが、ワタシが(ホテルの)リピーターだったせいか、南さんとのご縁の始まりが豚組だったのに絡めてか、3泊目用のホットサンドメーカーでつくる、 「豚組特製角煮とチーズのホットサンド」が用意されていました。
焙煎直後より少し置いた方が美味しいとはよく言うので、初日に翌朝の分を焙煎します。そう、アブラサスハウスでは珈琲も豆からはじめます。
珈琲は朝食用らしく、豆も朝食分しかありません。ワタシは夕食後に珈琲が欲しい人なので、そういう志向の人は豆だけ余分に持参すると昼も夜も朝も、美味しい珈琲が楽しめると思います。
新しい食パンにバターと豚組特製角煮、粒マスタードをたっぷりと
焼きます、焼きます。
肉の匂いと、となりで淹れている珈琲の香ばしさが相まって、もう朝のダイニング&キッチンが幸せな香りに満ちています。
この朝食は本当に記憶に残る素晴らしいものです。
天気が良いと庭で富士山と共にホットサンドと珈琲を楽しむこともできます(仕込みじゃ無く、メンバーのひとりは気がついたら素足で庭にいました)。
朝食作りを52秒の動画にしてみました。
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